山形県山形市にある山寺の力こんにゃくは醤油だしで煮込んだ温かい玉こんにゃくで、串に刺さっていてからしをつけて食べるこんにゃくはとっても美味しいと評判です。山寺のこんにゃくの歴史は、円仁和尚が中国からこんにゃくを漢方薬として持ち帰ったものが始まりで、開山以来この地で広まりました。現在の串ざしの形になったのは昭和初期といわれています。今回は、そんな山寺の力こんにゃくをみなさまにご紹介させて頂きますので、ぜひ最後までご一読ください!
山寺の力こんにゃくとは?
玉こんにゃくは、山形の代表的な味覚のひとつです。
山形では、玉こんにゃくは日常的なもので、山寺や蔵王温泉など山形県内の主な観光地の売店で売られているほか、地域のお祭りや学校の遠足でもみかける、山形県民のいわば”ファストフード”と称されています。
山寺では「玉こんにゃく」のことを「力こんにゃく」呼んでいます。
その名前の由来は1015段の長い石段登りに力が沸いてくるということで、この名前がついたと言われています。
山寺の観光情報
というわけで、力こんにゃくを作りましょう!!
材料(4人分)
- 玉こんにゃく 500g
- 醤油 大さじ3
- 酒 大さじ1
- だし汁 2カップ
作り方
- 玉こんにゃくは沸騰したお湯でサッと茹で、ザルにあげてアクを抜きます。
- 鍋にだし汁、醤油、酒を入れ煮立たせ1を加えて煮込みます。
- 汁気が飛び味が染み込んだら出来上がりです。
- お好みでカラシをつけて食べましょう!
すごく簡単に作れてしまうので、一度作ってみてはいかがでしょうか?
やみつきになる触感と味をぜひご堪能下さい!
玉こんにゃくで、こんにゃくの消費量日本一!
こんにゃく消費量日本一(年間の1世帯当たり)は山形市で、東京の実に2.4倍もあるとのことです。
こんにゃく芋の産地でもない山形がトップを長年走り続けているのは、玉こんにゃくの存在と驚きの歴史、そしてこんにゃく職人たちの飽くなき探究心がありました。
なぜ山形でこんにゃくを食べる習慣が広まったの?
こんにゃくを広めたのは、山形の代表的な観光地・山寺の存在がありました。
平安時代、山寺・立石寺を開いた慈覚大師(円仁和尚)がこんにゃくを持ち帰り周辺住民へ広めたと、地元では伝承されています。
山形県内には全国的にも珍しいこんにゃく料理専門店が複数あります。
上山市の丹野こんにゃくでは、驚くほどバラエティーに富んだこんにゃく懐石料理が楽しめるそうです。
スポンサーリンク
こんにゃくで有名な丹野こんにゃく
株式会社丹野こんにゃくは山形県上山市に本社がある、こんにゃくの製造・販売を行う会社です。
昭和初期の創業で、1977年に会社を設立しました。
本社がある楢下宿(羽州街道の宿場町)は、楢の木とこんにゃく作りに適した豊富な水に恵まれたことから、江戸時代から生産が行われていました。
こんにゃく番所
丹野こんにゃくの創業者は
「こんにゃくは美味しいものだということを、多くの人に知ってもらいたい。お料理として美味しく食べてもらえるお店を山形に作りたい。」
と考え、昭和62年にお食事処「こんにゃく番所」をオープンしたそうです。
山形のこんにゃくにかける思いが伝わってきますね。
本店にあるこんにゃく番所では、こんにゃく懐石料理が提供されています。
番カフェ
また、番カフェというカフェもあります。
- こんにゃくパイケーキ
- こんにゃく蒸しパン
など、こちらもこんにゃくを使った商品がラインナップされています。
丹野こんにゃくは、オンラインショップも立ち上げております。
オンラインショップでは
- こんにゃくそば
- デザートこんにゃく
など様々な商品が購入できます!
山形の味をどこにいても味わえるのは、最高ですね。
山寺の力こんにゃく・丹野こんにゃくの基本情報
山寺の力こんにゃく
- 住所…山形県山形市山寺4427
- 電話番号…023-695-2816(山寺観光案内所)
- 営業時間…8~17時(12~3月は10時~15時30分)
- 定休日…無休
- 電車で行くと JR山寺駅→徒歩7分で山寺登山口
- 車で行くと 山形道山形北ICから県道19号経由8km15分
- ※駐車場なし
丹波こんにゃく・こんにゃく番所
- 住所…山形県上山市楢下1233-2
- 電話番号…023-674-2351
- 営業時間…本館売店 8:30~17:00
- 本館お食事処 11:00~17:00(L.O 16:30)
- 番かふぇ 9:00~16:00
- 定休日…毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は営業)・元旦
- 電車で行くと 山形新幹線かみのやま温泉駅より高畠方面へタクシー15分
- ※バスも通っていますが、本数がとても少ないので、タクシーがおすすめです。
山形市の他の観光・お出かけスポット
山形市の他の見どころをまとめました。
山寺の力こんにゃくは立石寺観光に欠かせない!こんにゃく消費量日本一の山形が生み出した名物!【山形県山形市】のまとめ
今回は、山寺の力こんにゃくの魅力についてお話をさせていただきました!こんにゃく消費量日本一の山形!こんにゃくは古来より「お腹の砂おろし」や「胃腸のほうき」などと呼ばれており、人々の間で重用されてきました。体内環境をよりよい状態に保つ「デトックス効果の高い食材」と言えます。山形のこんにゃくの食べ方をまねると、美味しく頂けそうですね。ぜひ、山形に行った際は、山寺の力こんにゃくを食べてみてくださいね!