和歌山県海南市は海や山の自然に恵まれており、とても優雅な時間を過ごすことができる素敵な観光地です。ショッピングなど様々な体験をすることができる素敵な海南市の厳選した観光スポットについてご紹介します。
黒江の町並み
黒江の町並みは、のこぎり歯状というに建ち並ぶ町並みが特徴的です。
黒江塗と呼ばれるこの地域の漆器は、日本四大漆器として全国的にも有名です。
黒江の漆器の歴史は室町時代にさかのぼり、江戸時代には藩の恩恵を受けて繁栄したと言われます。
漆器が繁栄するとともに黒江地区は拡張の必要があり、街が埋め立てられ、現在の街並みになりました。
約200メートルの川端通りを含め、南北にある細い路地に京風で趣のある連子格子の外観を擁する町屋や、昔の漆器職人たちの住居兼職場や問屋が通りに面して建ち並ぶ町並みが残っています。
古き良き日本の面影を色濃く残す黒江の町並み、海南市に来たならば見逃せないスポットです。
黒江ぬりもの館
黒江ぬりもの館は、平成27年9月に改装し再オープンしました。
江戸時代に建てられた築150年のの塗師町家を改装した情緒あるカフェや、漆器雑貨の古民家のギャラリーです。
カフェでは、漆器の街・黒江ならではの漆器の器を使用した食事やスイーツを提供しており、食事と共に、黒江の漆器独特の木の温かさや美しさ楽しむことが出来ます。
また、黒江の漆器製品の販売やギャラリー展示のほか、体験やアーティストブースもあり、歴史ある町並みの中でゆったりと過ごすことができます。
中言神社
中言神社は、夫婦の二つの柱の神を主祭神と祀り、縁結び、陰陽和合の神として、人々に崇敬されています。
万葉集には黒牛潟の呼び名の訳となった黒牛の型をした岩が、この神社の付近に埋もれていると伝えられています。
紀州漆器の産地となっている黒江・船尾地区は、室町時代から木地師の住居兼職場があり、漆器の製作には多くの筆、ハケ等を使用するため、筆への感謝を込め、筆塚に使い古した筆を納める筆まつりが行われています。
また境内から湧き出ている黒牛の水は、紀の国名水に選ばれています。
長保寺
長保寺は長保2年一条天皇により建設が始まり、寛仁元年に完成したといわれ、延慶4年に現在まで残る本堂が建立されたと伝わっています。
江戸時代には紀州徳川家の菩提寺となり、徳川家の歴代藩主の眠る寺です。
国宝にとされている、大門、本堂、多宝塔のほか、鎮守堂、紀州徳川家廟所など歴史的価値が高く、鎌倉時代の後期から南北朝時代にかけての仏教建築です。
善福院
善福院は、創建は建保2年、栄西禅師によるもので、国宝に指定されている釈迦堂があります。
釈迦堂は鎌倉時代後期の典型的な禅宗様式の建築で、堂内に安置する釈迦如来像に嘉暦2年の銘があり、釈迦堂の建立も同年と思われる。
寄棟造り、本瓦葺の二重仏殿で、木割が太くがっしりした感を与えていて、静けさの中に落ち着いた風合いをもっています。
長久邸
長久邸は、酒蔵メーカーの敷地内にある、約三千坪の広大な日本庭園がみどころで、庭園の中には千坪の池があり、季節の移り変わりを楽しめます。
千坪の池には、約千尾の鯉が泳いでおり、巨岩庭石を各所に配した庭には、松などの常緑樹のほかにも、梅・桜・藤・さつき・つつじなど四季折々の風情を楽しむことができます。
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温山荘園
温山荘園は、大阪の実業家、新田長次郎翁が大正の初期から昭和の初めにかけて、別荘として造園したものです。
約6万平方メートルにも及ぶ広大な日本庭園で、近畿圏では最大級の大きさを誇る庭園です。
庭園内の池には、海から海水を引き込んでいて、潮の潮位の変化に応じて水位が変化する潮入式池泉回遊庭園という大変珍しい方式です。
平成22年には日本庭園が国指定の名勝となり、その年の6月には主屋など三件の建物が重要文化財に指定されました。
海南市わんぱく公園
海南市わんぱく公園は、阪和自動車道の艱難東インターの近くにある、緑あふれる自然豊かな公園です。
約9haの広い園内には、年齢に応じて楽しめる遊具などが数多く設置しており、芝生を利用した天然のすべり台、風の子館では料理などのイベントが盛りだくさんです。
ゆったりと緑の中を散策し、季節の花々を観賞できる、大人も子供も楽しめる公園です。
亀池公園
亀池公園は、江戸時代に溝ノ口村(現在の海南市)出身の井沢弥惣兵衛によって造られた和歌山県で最大の人造池です。
満水面積約13万平方メートル、 貯水量約54万立方メートル、堤の長さ98m、高さ16m、周囲約4kmあります。
池の周りの4kmには遊歩道が整備され、散歩しながらゆったりと季節の移り変わりを感じることができます。
また、約ニ千本にもおよぶ桜が咲いており、御花見の季節には 桜まつりが開催されたくさんの観光客でいっぱいなります。
和歌山県立自然博物館
和歌山県立自然博物館は、和歌山県内産の展示にこだわり、自然と生き物を楽しく学ぶことが出来る博物館です。
第一展示室は水族館コーナーで、約550種、5000匹の生きものを水槽展示しており、水量約450tの大水槽の黒潮の海は大迫力で、和歌山沿岸の海に生息しているエイやアジなどがゆうゆうと泳いでいます。
第二展示室は標本コーナーで、化石や岩石・鳥・昆虫・植物・貝の標本が展示されています。
日本一周の旅!
海南市の次は、みかんとものづくり体験のまち!有田郡有田川町です!
隣り町にも足を延ばしてみよう!
海南市に来たのであれば、周辺の町もぜひ訪ねてみましょう!
海南市は北から時計回りに
の5つのまちと接しています。せっかくの機会なので、これらのまちの魅力にも接してみてください!
海南市の見どころ!雰囲気と自然の美に感動の町並み【和歌山県海南市】のまとめ
歴史的なスポットだけではなく、自然に触れたり学習したりすることができる素晴らしいスポットがたっぷりとある海南市は、日頃の疲れを癒したいという方にはぴったりのスポットです。是非一度観光に訪れてみてはいかがでしょうか。