鳥取県鳥取市にある鳥取県立博物館は、県民の教育や文化の発展に役立つことをもっとうに造られた博物館です。郷土の自然と歴史、美術をわかりやすく紹介し、教育活動の普及にも力を入れています。鳥取県立博物館で歴史や民俗行事を見て鳥取の文化を知り、美術で心を磨きませんか?
鳥取県立博物館
鳥取県立博物館は、鳥取城跡がある鳥取市を象徴する久松山(きゅうしょうざん)のふもとにあり、近くには鳥取県庁があります。
鳥取県立博物館は1949年前身の鳥取県立科学博物館から始まり、展示内容を追加し1972年鳥取市公設野球場跡地に造られた博物館で、鳥取県に関する資料や郷土作家の芸術作品を展示、また多くの芸術家や芸能人の期間限定の作品紹介なども行っています。
鳥取県立博物館は、自然科学と人文科学が中心だった県立科学博物館に、美術と歴史資料を新たに加え総合博物館として郷土の
- 自然
- 歴史
- 美術
を数多く展示しています。
図書の館蔵資料を画像付きで公開もしており、県民のための
- 講演
- 講習
- 講座
などの開催をすることで、教育普及活動にも力を入れています。
多くの芸術家や芸能人の企画展もあり、日本人に愛された英国人バーナード・リーチの芸術活動を振り返る展示や、中にはユーモア溢れる展示空間などが企画されています。
博物館内のレストラン「カフェ ダール ミュゼ」
館内には食事のできるところもあり、「カフェ ダール ミュゼ」では、広く大きな窓から仁風閣や久松公園の緑を望むことができ、地元の食材を使った料理やデザートをいただくことが出来ます。
楽しい時間を過ごし、日頃の疲れを癒やしてくれる場所です。
カフェ ダール ミュゼは喫茶店だったところを鳥取出身のレストランプロデューサー&フードコーディネーター河崎妙子さんのプロデュースによりリニューアルされました。
- 鳥取県産の有機栽培米や米粉
- 天然水や天然飼料で育てた鶏卵
- ジビエ料理(狩猟によって捕獲された野生の鳥獣)
- 砂丘長芋
- 黒らっきょう
- 日本酒
- ワイン
など、美味しくて身体に良い地元の食材にこだわって料理を作っています。
専用の入り口もあり入館料を気にせずに入ることができます。
予約は6名から受けており、パーティープラン・ウェディング二次会プランなど多くのお客さんも受け入れています。
国産の鶏ガラを何時間もかけてじっくり煮出した特製スープをベースにしたキーマカレーも出しており、博物館の観覧とゆったりとした空間のカフェ ダール ミュゼで充実した時を過ごしてみては、どうですか。
鳥取県立博物館の基本情報
- 入館料:一般の方は180円 大学生以下70才以上の方、障害のある方は無料になります。
企画展は別途入館料が必要になります。- アクセス:JR山陰本線 鳥取駅からバスに乗り、砂丘・湖山・賀露方面行「西町」で下車 徒歩約5分です。
または、鳥取市100円循環バス「くる梨」青コースで「仁風閣・県立博物館」を下車となります。
周辺スポット
仁風閣(じんぷうかく)・宝隆院庭園(ほうりゅういんていえん)
仁風閣は鳥取県立博物館の向い南側にあります。
仁風閣そして庭園にあたる宝隆院庭園の
- 春の桜
- 秋には紅葉
と景色の素晴らしさを観て、明治時代の洋風建築であって現在でも明治洋風建築の最高の傑作といわれている仁風閣に足を運んでみてはいかがですか?
仁風閣は久松山にある元鳥取藩主池田家の城跡を14代当主が別邸として建てられた国の重要文化財です。
館内では室内の構造や装飾に素晴らしい技術を見ることができ、奥には支柱のない「らせん階段」がみられ職人の技に言葉を失うほどです。
ここには池田家の歴史資料も展示され、元鳥取藩主池田家の城跡を知ることもできます。
宝隆院庭園は池のある回遊式の庭園です。池には逆さの仁風閣が写り、久松山を背景にした庭は鳥取市の名園といわれています。
明治時代の建築の傑作として大切にされてきた仁風閣。明治時代の洋風建築からみられる技術と今の建築技術を見比べてみるのもいかがですか?
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仁風閣(じんぷうかく)・宝隆院庭園(ほうりゅういんていえん)の基本情報
- 観覧料:一般150円(小・中・高校生は無料です)
- アクセス:JR山陰本線 鳥取駅からバスに乗り、砂丘・湖山・賀露方面行「西町」で下車。徒歩約5分です。
または、鳥取市100円循環バス「くる梨」青コースで「仁風閣・県立博物館」を下車となります。
大榎庵(おおえのきあん)
大榎庵は居心地の良い隠れ家的な雰囲気の店です。心が落ち着く古民家を再生した和風カフェ。
カフェとはいえ庭園を眺めながら地元の食材を使った料理が楽しめ、刺身の盛り合わせも出す本格的なお食事処です。
鳥取県はカレールーの消費量が日本一に輝くカレー王国といわれています。
看板メニューにもなっている不思議な見た目の「ピンク華麗」はピンク色の色鮮やかなカレーで、鳥取特産のビーツという「飲む輸血」とも呼ばれる栄養豊富な赤い野菜が使われていて鮮やかなピンク色になっています。
ピンク色でカレーの感じはしませんが、漂う香りはまさにカレー。しっかりとしたカレーの味付けで辛さもあり食べていると身体が熱くなります。
旬の味覚を味わえるお洒落なカフェで庭園を眺めながら個室でゆっくりと料理を楽しんでみるのもいいと思います。
大榎庵(おおえのきあん)へのアクセス情報
JR山陰本線 鳥取駅北口から徒歩約20分です。
皆生温泉(かいけおんせん)
鳥取市の西側、米子市にある皆生温泉は日本海を眺めながらゆっくり過ごせる宿がたくさんあります。(鳥取市からは車で2時間近くかかる場所です)
湧出量も多く源泉の温度は鳥取県の中では最も高温とされ、塩化物泉で女性にとってもうれしい美肌効果のある温泉です。
その他効能は、
- 神経痛
- リウマチ
- 慢性婦人病
- 慢性皮膚病
などで、ナトリウム・カルシウム塩化物泉が含まれます。
日本海の新鮮魚介類を使った料理を出していて、4月~9月が旬といわれる岩がきには、疲労回復、血栓の予防などに効果があるといわれます。
11月~3月初旬が旬といわれる松葉ガニなどの料理を味わえます。
皆生温泉(かいけおんせん)へのアクセス情報
アクセス:鳥取市からは国道9号線を使って車で約2時間です。JR山陰本線米子駅から5km、車で約15分です。
※価格は平成29年6月現在の情報です。
鳥取県立博物館の見どころ!郷土の自然と歴史や美術に触れることができる【鳥取県鳥取市】のまとめ
鳥取の自然、歴史や美術!欲張りな程に堪能したいのであれば是非、鳥取県立博物館にお立ちより下さい!きっと、大満足な旅になること間違いなしです!