佐賀県唐津市の旧高取邸は高取伊好に憧れる人を中心として、多くの方々が訪れる人気スポットです!素晴らしい杉戸絵等を目的とする人が多いみたいですよ!今回はそんな旧高取邸をみなさまにご紹介させていただきますので、ぜひ最後までご一読ください!
旧高取邸について
旧高取邸は、杵島炭鉱などの炭鉱主として知られる高取伊好の邸宅です。
唐津城本丸の西南の海岸沿い、約2300坪の広大な敷地に、大きく2棟の建物が建っています。
平成6年から平成7年にかけて行われた国の近代和風建築総合調査でその重要性が確認され、平成10年12月に国の重要文化財の指定を受けました。
和風を基調としながら洋間をあわせ持つという近代和風建築の特色を備える一方、大広間には能舞台を設けるなど独特のつくりになっています。
杉戸絵や欄間などの意匠にも見どころが多いのが特徴です。
高取伊好について
高取伊好は明治時代に活躍した佐賀藩出身の実業家、炭鉱技術者で漢詩も嗜み西渓と号しました。
正六位。 法律家で元老院議員を務めた鶴田皓は実兄です。
旧高取邸の魅力について
旧高取邸に住んでいる高取伊好は、1850年、多久藩の儒臣、鶴田斌の三男として誕生し、9歳のとき姉の嫁ぎ先である高取の養子になりその家督を継ぎました。
1871年に上京し「慶應義塾」にすすみ英学・鉱山学を学びます。
慶應義塾卒業後、官費学校の「鉱山寮」に入学し、採炭技術を学んだ後、工部省に採用され高島炭鉱に赴任しました。
長崎・佐賀県の炭鉱開発を行い、高島炭坑取締役、明治唐津鉱業組合長になりました。
1885年、独立し多久市の柚ノ木原炭鉱などの開発を手がけますが、三菱など大資本に押されたうえ大恐慌も重なり苦戦します。
1909年、杵島炭坑を買収し大規模開発に成功しました。従業員5000人を抱え、「肥前の炭鉱王」の異名をとりました。
鶴田皓について
鶴田皓は明治時代の法制官僚。元老院議官。字は玄縞、通称は弥太郎、号は斗南です。
佐賀藩多久邑出身で、父は多久家家臣鶴田斌。東京帝国大学法学部講師を務めました。
諸法典編纂に参加しました。正三位勲二等。実業家・炭鉱技術者の高取伊好は弟です。
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旧高取邸の周辺をご紹介します!
左側の先には、モットーは子ども達のためにとの認定こども園昭和幼稚園があります。
その近くには
- 曳山展示場
- 唐津城
があります!
唐津城について
唐津城は佐賀県唐津市東城内にあった日本の城で、別名は、舞鶴城と呼ばれています。
その歴史は文禄4年(1595年)、時の武将豊臣秀吉は唐津に寺沢広高を封じ、朝鮮出兵の根拠地であった名古屋城の後詰めの城を築かせました。
その後、寺沢広高は慶長5年(1600年)に起こった関が原の戦いの功績によって、秀吉より12万3千石の領土を与えられ、慶長7年(1602年)から7年もの歳月を費やして、現在の地に唐津城を築城しました。
築城に際しては、寺沢広高自らが陣頭に立ち、九州各地の諸大名の助力を得ての大工事であったそうです。
こうやって完成した唐津城は、北は玄界灘、東は松浦川に面し、西側と南側は堀で囲まれるといったいわば水城とも言うべきものでありました。
しかし、天草も支配していた寺沢氏2代堅高が、寛永14年(1637年)に起こった天草島原の乱の責任を取られ、天草(富岡城)4万石を没収されると、堅高は自害して寺沢氏は2代で断絶してしまいます。
その後、唐津城は徳川幕府の直轄地となり、陸海の要衝の地であった唐津城は徳川譜代大名が頻繁に交替するようになりました。
慶安2年(1649年)、播磨明石より大久保忠職が8万3千石で入封します。
以後、大久保氏2代、松平氏3代、土井氏4代と続き、宝暦12年(1762年)三河岡崎より水野忠任が6万石で唐津城主となります。
ちなみに、唐津水野氏4代目が天保の改革を行った水野忠邦は、文化14年(1817年)水野忠邦が遠江浜松へ転封すると、それに代わって陸奥棚倉から小笠原長昌が6万石で入り、以後、唐津城は小笠原氏5代の居城として明治維新を迎えました。
イベントについて
旧高取邸春の見学会は、旧高取邸で、旧高取邸春の見学会を開催します。
肥前の炭鉱王・高取伊好が暮らし、また客人をもてなした空間で建物の素晴らしさを感じられます。
アクセス方法
- 車の場合:西九州自動車道、唐津ICから約10分で着きます。長崎自動車道で1時間7分に着き、後ろ側にある駐車場に止まります。但し、このルートでは有料区間を通過します。
- 電車の場合:JR唐津駅から約3分で着きます。各停西唐津行の唐津線で佐賀駅から唐津駅まで乗り降りた後は徒歩15分に着きます。
唐津市の観光・お出かけスポット
唐津市の他の見どころをまとめました。
旧高取邸の見どころ!歴史を感じるならここがおすすめ!【佐賀県唐津市】のまとめ
旧高取邸では旧高取邸の内部の全ての遺産と外で海を眺めるのがおすすめです。旧高取邸春の見学会が開催される時期もありますので、興味がある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?