佐賀県佐賀市にある佐賀城公園は、元は竜造寺氏の居城だった村中城を拡張整備して、佐賀藩の大名・鍋島家の居城となった佐賀城を中心とした公園です。所在地は佐賀県佐賀市です。佐賀藩は日本近代化を先導した幕末雄藩のひとつで、明治初期には佐賀の役がありましたが、その名残もある城を中心とした公園を紹介します。
佐賀城公園の所在地・アクセス
佐賀城公園は佐賀県佐賀市にあります。
- 駅から徒歩で行く場合:JR佐賀駅南口→県庁方面へ直進→【栄城橋】信号を右折→【御門橋】手前に佐賀城公園管理事務所あり 駅→徒歩約30分
- バスで行く場合:佐賀駅バスセンター3番乗り場→6番佐賀城跡線に乗車→乗車時間約10分→サガテレビ前バス停→徒歩すぐ
- タクシーを使う場合:佐賀駅前→タクシー乗車→約10分
佐賀城公園は佐賀城跡を公園として整備したもので、佐賀県庁や佐賀県立博物館などの公共施設が整備されています。
因みに、佐賀城公園の周辺には大隈記念館があります。
ここは言わずと知れた佐賀藩出身の政治家・大隈重信の記念館です。
明治期に首相を務め、また早稲田大学を創設した大隈公の記念館とあれば、ぜひ訪れたいというかたも多いことでしょう。
佐賀城公園とは?その魅力は?
佐賀の役の生き証人
佐賀城公園のメインはいうまでもなく佐賀城跡で、過去2度の大火に遭いました。
最初は1726年、次が1835年で、この2度目の火災の際に本丸が再建されました。
その後も1874年の佐賀の役で激しい戦闘があり、被災しました。現在でもその戦火を物語るモノとして、鯱の門の扉には弾痕が残っています。
佐賀城本丸歴史館
同公園内には佐賀城本丸歴史館があり、城の中心である本丸御殿を復元しています。
木造の復元建造物としては日本最大規模の2500㎡を誇り、幕末雄藩としての歴史がわかりやすく説明されている歴史館です。
佐賀城公園の最大の魅力は何といってもこの歴史館でしょう。
大隈重信、江藤新平などを輩出した雄藩として、また陶磁器の鍋島に代表される藩主・鍋島氏の藩として、佐賀藩に現在でも非常に魅力を感じる方は多いのです。
そんな歴史好きの関心に応えてくれる歴史館といえますね。
ご当地グルメ
麺処いっせい
佐賀城公園周辺には、麺処いっせいというおそば・うどんのお店があります。
地元ではよく知られているお店で、ガッツリ食べたいときに向く麺の店です。
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おススメの時期
佐賀城公園を訪れるのに最適な時期は、やはり3月下旬~4月上旬のお花見の季節です。
佐賀城公園は桜の名所なので、ぜひ訪れてみてください。
イベント
佐賀城公園では
- 子どもの甲冑着付け体験
- 歴史ゼミナール
などのイベントが開催されています。
訪れてみての感想&地元民しか知らない120%楽しむ方法
実際に訪れてみると、佐賀城公園は実に広く、また歴史の重みを感じさせる本丸御殿を復元した建物など、実に魅力的でした。
行くまでにも佐賀の役などから関心は抱いていましたが、実際に行ってみると、当時の弾痕などは実に生々しく、忘れることができないと再認識させられました。
佐賀藩主鍋島氏の居城で、外様大名だったとはいえ、陶磁器のいわゆる鍋島を生み出したという点で関心を抱いていました。その気持ちも裏切られることなく満たされました。
地元民しか知らない120%楽しむ方法は、早朝に訪れることです。本丸歴史館は午前9時半開館なので、ぜひその時刻より前に訪れて並んでみてください。
東京から訪れる観光客の方も多いでしょうが、日常の煩わしさや忙しさを忘れてのんびり時の流れに身を任せてみましょう。
こういった歴史上の人物や事件からおよそ150年経っているわけですが、考えようによってはわずか150年とも考えられます。それ程大昔の出来事や人物ではないのです。そんな意味でいわゆる歴史好きの胸ときめかす空間といえましょう。
また夕刻にはライトアップされることもあるようです。これはあまり多くはないことのようですが、その瞬間を見逃さないようにしたいですね。
佐賀市の観光・お出かけスポット
佐賀市の他の見どころをまとめました。
佐賀城公園の見どころ!日本近代化を先導した佐賀藩の歴史を学ぼう!【佐賀県佐賀市】のまとめ
以上、佐賀城公園の魅力について語ってきました。百聞は一見にしかずですから、関心を抱いたらまずは訪れてみてください。佐賀城公園の最大の見ものはやはり本丸歴史館であり、見逃せません。このあたりを中心に回ってみるのがよさそうですね。もちろん、県立博物館、美術館も外せません。行くときには時間に余裕を持って巡りましょう。