佐賀県唐津市に曳山展示場があります。城下町としての唐津の町は、慶長の頃、寺沢志摩守広高が唐津城を築いた時に始まりますが、唐津っ子の産土神である唐津神社の秋祭は、築城前の古くから行なわれていました!
曳山展示場が建設されるまで
町人衆の篤い敬神の誠は、文政2年刀町の赤獅子の奉納に現われました
以来明治9年までの57年間に15台の曳山が次々と奉納され、これらの貴重な町人文化の遺産は、幾多の苦難に耐えて守り継がれ曳き続けられてきました。
曳山展示場が建設されるまでは曳山を持っている各町内で保管されおり、曳山小屋付近の住人は火事で自分の家が燃えても曳山だけは燃えないように注意することが大変だったそうです。
展示場内には売店があり曳山グッズや唐津焼、唐津の特産品等を販売しています。
「皆様のお越しをお待ちしております」と明るく元気な店員さんが接客してくれます。
【曳山展示場】へ行く前に!調べておきたい3つのこと
1.そもそも「曳山(ひきやま)」って?
曳山(ひきやま)は、日本で祭礼の際に引いたり担いだりする出し物の総称です。
花や人形などで豪華な装飾が施されていることが多いです。
地方によって呼称や形式が異なり、
- 山車(だし)
- 祭屋台(まつりやたい、単に屋台とも)
などとも称されます。
神幸祭などの行事では、この山車が町の中をねり歩き行列となることもあります。
厳密に言うと、山の形状を模したり、上に木を立てて山の象徴としたものを「山」といいます。
それらがない屋根の付いた曳き物が「屋台」と分類されます。
ただし、実際は祭礼ごとに形状に関係なく、名称がどちらかに統一されている場合が多いです。
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2.展示場の口コミをチェック!
- この展示場の向かいにある神社の祭りに使用されているもので、かなり歴史的に古いものが並んでいます。祭りには中々参加はできませんが、一つ一つに地元の人たちの思いを感じ見ごたえがありました。
- 展示館の前に3台ほど車が停められました(無料)。展示館は入場料も安く、唐津くんちのビデオも放映されていて文化をよく知ることができます。
- なにより、巨大な曳山をゆっくり眺めることができ満足でした。歴史あるもので大変古い曳山もあり、唐津を訪れたら是非とも見るべきかと思います。
- 祭りのVTRを流してて、祭り当日の盛り上がりを感じます。山車は迫力あり、見て物珍しい感あり。売店も関連グッズを沢山売ってて買わないが、見てるだけで なんか微笑ましくなった
- 博多の飾り山笠がはたった1年で壊されるが、こちらは永久保存の曳山なのだ。その保存に巨大な史料館を提供してここに行くと年中曳山が見れるのだ。巨大な鯛や巨大な兜、などが陳列してある。
- 一般の入場料は300円と手頃だ。入口を入ると売店でお土産などが売っている。ガラスのケースに7mほどの14基の豪華な曳山が陳列されている。動画が流されているので様子が良く理解できました。
3.日本全国「曳山」比べ「日本三大曳山祭」
祇園祭(ぎおんまつり・京都府京都市東山区)
京都市東山区の八坂神社(祇園社)の祭礼で、明治までは「祇園御霊会(御霊会)」と呼ばれました。
貞観年間(9世紀)より続く。京都の夏の風物詩で、7月1日から1か月間にわたって行われる長い祭です。
飛騨高山祭(ひだたかやままつり・岐阜県高山市)
4月14~15日の日枝神社例祭「春の山王祭」と、10月9~10日の櫻山八幡宮例祭「秋の八幡祭」の総称です。
秩父夜祭(ちちぶよまつり・埼玉県秩父市)
秩父神社の柞(ははそ)の森の女神、妙見様が、武甲山の男神と神婚(しんこん)するために御旅所におもむく、神幸(しんこう)行列です。
夜祭の始まりは寛文年間(1661-1673)(江戸時代前期)といわれています。
【曳山展示場】の概要
- 所在地 :唐津市西城内6番33号
- 電話番号:TEL0955-73-4361
- 開館時間:9:00~17:00
- 休館日 :11月3日、4日(唐津くんち巡行のため)
12月第1火・水曜日
12月29日~12月31日まで - 駐車場 :約20台(満車の場合はお近くの有料駐車場をご利用ください。)
曳山展示場へのアクセス
- JR唐津駅から徒歩約15分
- 車の場合:福岡から~二丈・浜玉バイパス経由、国道204号へ。約1時間。
- 佐賀から~国道203号~国道202号~国道204号へ。約1時間。
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曳山展示場の見どころ!ユネスコ無形文化遺産の唐津くんちの曳山が勢ぞろい!【佐賀県唐津市】のまとめ
ここまで佐賀県唐津市の曳山展示場についてご紹介してまいりました。あなたもぜひ、【佐賀県唐津市】を訪れ、この曳山の魅力を感じるためにこの展示場へ足を運んでください。きっと、ワクワクドキドキ感が生まれること間違いないしです!そして実際のお祭りに参加してみましょう。そして、訪れた皆さんで楽しい時間を共有しましょう。