佐賀県鹿島市は東には有明海、西は山に囲まれた自然豊かな場所で、癒しを感じられる観光にうってつけのスポットです。また、市内には三大稲荷の一つに数えられる祐徳稲荷神社などもあり見どころのある観光地も多くあります。そんな鹿島市の観光スポットをご紹介していきます。
祐徳稲荷神社
祐徳神社は貞享4年(1687年)に、肥前鹿島藩主である鍋島直朝公の婦人である花山院萬子媛が、朝廷の勅願所だった稲荷神社の御分霊を勧請されたことによって建てられた神社です。
京都の伏見や茨城の笠間と並んで、日本の三大稲荷に数えられている由緒だたしい神社となっています。
建物は総漆塗りの極彩色でとても美しく、外苑には斉藤茂吉の歌碑もあることから、毎年多くの参拝客がこの神社を訪れています。
門前商店街
この商店街は、祐徳稲荷神社の近くにある400mほどの商店街です。
この地域の名物にもなっている鯉料理が楽しめたり、祐徳稲荷神社のお土産などが購入できるお店も多数あります。
また、形がユニークな祐徳稲荷羊羹なども販売されており、色んな買い物を楽しむこともできます。
地元の人にも愛されている商店街で、休憩スペースなどもあります。
気軽に立ち寄ってみるのも良いでしょう。
普明寺
普明寺は鹿島藩の藩主である鍋島家の菩薩寺であり、京都にある万福寺を模して1677年に作られました。
鹿島藩はもともと中国の黄檗宗と深く関係があり、普明寺には中国から来た文化も感じられる黄檗寺院となっています。
全体の配置をよく見ると竜の姿が現れる特徴的な作りです。
石門をくぐると森があり木々に囲まれた癒しの空間になっています。
また、本堂よりさらに奥へ行くと鹿島藩藩主の歴代の墓所などもある、非常に歴史ある寺院です。
鎮守神社
この鎮守神社は母ヶ浦の鎮守神社です。鎮守神社というのはその土地の守り神などを祀った神社のことを指します。
こちらの鎮守神社には瓊瓊杵尊が祀られており、地元で深く愛されている神社です。
9月には七浦秋祭りが開催され、天子神社と戸口神社を含む三ヶ所で同時開催されます。
この祭りは、佐賀県の重要無形文化財である母ヶ浦面浮立が奉納されるとても貴重な機会になります。
この祭りの時期に訪れるのもおすすめです。
武家屋敷通り
この武家屋敷通りは、鹿島藩の鍋島家家老だった原忠順が住んでいた武家屋敷になります。
屋敷の周りは綺麗な土塀の白壁に囲まれ屋根は茅葺屋根になっています。
現代ではなかなか見ることができない貴重な武家屋敷です。
見ることによって当時の城下町の雰囲気も感じられるスポットになっています。
この武家屋敷の棟門は鹿島市の重要文化財にも指定されている貴重なものなので、歴史に興味がある人は散策してみましょう。
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旭ヶ岡公園
旭ヶ岡公園は、春には桜が咲き誇り多くの花見客で賑わう公園です。
もともと当時の鹿島藩藩主の鍋島直彬がこの地にたくさんの桜を植えて、毎年桜を見ながら宴を開いたとも言われている土地です。
公園内は昔鹿島城があったとされる場所ですが、佐賀の乱がおこった際に焼失しました。
現在ではその城の赤門だけが残っており、高校の校門として使用されています。
赤門は県の重要文化財にもなっているので、公園を訪れた際には赤門も見てみると良いでしょう。
錦波川のホタル
錦波川周辺は、自然に囲まれた豊かな場所です。
毎年夏になると錦波川周辺をホタルが飛び交い幻想的な雰囲気になります。
最近ではホタルを見ることが出来る場所も減ってきているので、とても貴重なスポットになっています。
大体夜の8時から9時頃がホタルを見るのに良いとされている時間帯です。
ホタルが飛ぶ時期に鹿島市へ観光に来た際には、ホタルの姿も見ていってみてはいかがでしょうか。
東山公園
東山公園の敷地内にはたくさんの花が植えられており、花の鑑賞を楽しめるスポットになっています。
春にはツツジや桜、藤などが咲き、夏になれば花菖蒲や紫陽花が咲き、秋になるとたくさんのコスモスが咲きます。
季節によって咲く花がことなるので、行く時期によって雰囲気も大きく変わり、飽きることなく何度でも足を運ぶことが出来るでしょう。
時期によって咲いている美しい花を楽しみましょう。
棚じぶ
鹿島市近くにある有明海では、昔から干潟を利用した独特な漁法によって漁を行ってきました。
棚じぶは鹿島市で昔から行われてきた独特な漁法の1つになっています。
潮の満ち引きによって流れ着いてくる魚たちを捕獲する漁です。
現在でもその棚じぶは2基存在しています。
現在では観光客でも棚じぶを体験できるようになっています。
鹿島市にきたら体験してみるのも良いでしょう。
佐賀県鹿島市の観光スポット9選!長い歴史が感じられるまち【佐賀県鹿島市】のまとめ
鹿島市には多くの神社や寺などの歴史あるスポットもたくさんあり、自然を楽しんだりできるスポットもある楽しい場所です。鹿島市でしか見たり体験できないこともたくさんあるので、満喫してみてはいかがでしょうか。