和泉穴師神社

和泉穴師神社の見どころ情報!和泉五社の一つ【大阪府泉大津市】


大阪府泉大津市の和泉穴師神社は、「いずみあなし」と読みます。大阪の泉大津市豊中町にある神社で、その由来は定かになっていません。遥か昔からあったとされていますが、確かな資料によると738年に聖武天皇から社領を賜ったの記述がある事から、既にその頃には神社のていを成していた事がわかります。ここではその和泉穴師神社の魅力をご紹介します。

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【和泉穴師神社の歴史】

現在でも盛んな綿織物の町

祭神は天忍穂耳尊と栲幡千千姫命を祭神として祀っています。

天忍穂耳尊(アメノオシホミミ)は稲穂の神として、栲幡千千姫命(タクハタチヂヒメ)は機織りの神とされています。

この泉大津市は江戸時代に繊維がおこり今も盛んな事からも、古くからこの神社は大事な信仰の場所であったのでしょう。

17世紀頃から庶民の衣料としても幅広く利用され始めたこの綿織物ですが、この地は古くから全国有数の綿作地でした。

その後宇多大津村に綿花売買の注文所が出来た事から、生産地のみならず加工や商いにまで進出していきました。

真田幸村が考えた!?機織技術

実はこの地の機織技術は真田幸村が考え、後藤又兵衛がこの地に伝えたという伝承が残っており、真田家の知恵がこの地を守って来たとも言え、この大阪での真田人気の後押しをするものでもあったのでしょう。

菅原道真の編纂したと言われる類聚国史には868年に従四位下を授けられたとされており、この和泉穴師神社がどれだけの格式があったのかがうかがい知れます。

また1331年には、楠木正成がこの社に石燈籠を奉納したとされ、織田信長も社領安堵の朱印状をこの社に与えています。

1585年、豊臣秀吉が根来征伐の際にこの戦火で社殿が焼失してしまうという事が起きてしまいました。

その後、秀吉の嫡男、豊臣秀頼が片桐且元に命じて社殿が1602年に再建されました。

【和泉穴師神社のみどころ】

由来については、この「あなし」が北西の風を意味する「アナシ」から来ているのでは、という見解もあります。

その為、この社名の穴師を戌亥の風であるアナシとみて、風の神であるシナツヒコとシナツヒメを祭神とする説があり、この両神を挙げている資料が多く存在します。

また、この穴師と鉄を採取して金属加工して来た部族とも関わり合いが高いとされており、隣接する岸和田市にも兵主神社があることから、その可能性が伺えます。

境内には、樹齢600年から800年とも言われる巨木が多数あり、天然記念物とされています。

またこの境内は自然がそのまま残っている場所で、泉穴師神社の森とも呼ばれており「大阪みどりの百選」にもある野鳥や昆虫の住み着く場所でもあります。

国指定の文化財は、本殿と摂社春日神社本殿、摂社住吉神社本殿が建物として指定されています。

御祭神の木造栲幡千々姫命坐像や、木造男神坐像に木造女神坐像の5躯も、その指定を受けています。

また、その他の有形文化財も数々あるようです。

【泉穴師だんじり祭】

和泉穴師神社は、珍しい祭事である「飯之山神事」が行われる事で有名です。

宮本を務める豊中町の六字が、その六年毎に巡って来る当家として二斗二升の米を蒸しており、これが「めしのやま」として、だんじりの中に収められています。

その姿は真っ白な富士山の様で、この祭事が終わった後には甘酒として飲まれるそうです。

この神輿には観音開きになっている部分があり、そこには太鼓が収められています。

子供が小さくかがみ、横になりながらこの太鼓を叩くのだそうです。

この祭事がある毎年10月には、「泉穴師だんじり祭」が勇ましい風景でとりおこなわれています。

これは豊中や池浦から我孫子に板原の4町のだんじりが宮入した後に、宮付きの「飯之山」を含めた5台の神輿を、勇ましく担いで列となって近くの御旅所(穴師小学校)へと向かうお祭です。

昔から荒々しい祭りの一つにされており、喧嘩も良くおこっていると言われます。

岸和田のだんじりも有名ですが、こちらのだんじりの方が、歴史的にも古いものです。

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和泉穴師神社を訪れた人の口コミ・感想

市内最大の神社、和泉穴師神社の魅力をご紹介しましたが、ここで実際に行った方の口コミ、感想を見てみましょう。

「泉大津市最大の神社で、織物の神様が祀られています。わりと小ぢんまりした神社ですが、敷地内に植えられた大きなクスノキはみごとです。樹齢600~800年といわれ、幹周りが5~6mはあろうかという大きな木が何本も植えられています。そのため神社内はこんもりした森のようになっており、住宅地に佇むオアシスのようです。」

「関西旅行で近くまできたので立ち寄ってみました。夏場の暑いい日でしたが、神社には大きな木がたくさん植えられていたので木陰ができていて静けさの中でゆっくりと涼むことができました。神社にくるとなんとなく身が引きしまる感じがしてとても好きです。」

<基本情報>

名称:和泉穴師神社
住所:〒595-0023大阪府泉大津市豊中町1-1-1
電話番号:0725-32-2610
アクセス方法:JR阪和線「和泉府中駅」より徒歩20分

和泉穴師神社の見どころ情報!和泉五社の一つ【大阪府泉大津市】のまとめ

和泉穴師神社は格式の高い神社であり、古くからこの地の民の信仰に支えられてきました。また戦国武将も一方ならぬ配慮をしており、この神社の価値観が一層引き立つのものでもあります。最近は少子化の影響でだんじりにも危機感があるのだそうで、興味のある方はぜひだんじり祭りにも参加してみて頂けたら嬉しいです。

 

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