大阪府柏原市は、歴史古き街。遺跡や古墳が多数発見されています。今は大阪府のベッドタウンとして多くの市民を抱えており、市民は普段から歴史を身近に感じていることでしょう。そんな柏原市の歴史に触れることのできるスポットをご紹介します!
カタシモワイナリー
カタシモワイナリーのある柏原市は、知る人ぞ知る葡萄の産地です。
カタシモワイナリーのワインは、100年古木の甲州葡萄を減農薬、有機肥料で栽培し製造されています。
そして大阪府に、エコ農産品として認められました。
ワイナリーではワイン作りの工程を見学でき、予約すれば説明も受けられることが出来ます。
テイスティングもあるので、お気に入りのワインを探して買うこともできます!
玉手山公園 ふれあいパーク
玉手山公園 ふれあいパークは、広大な敷地を持つ入場無料の公園です。
園内は5つのゾーンに分かれていて、メイン広場、いこいの森、コミュニティ広場、冒険広場、歴史の丘があります。
メイン広場では、ミニSLや様々な形の自転車に乗れます。
いこいの森では、緑の中で散策やバードウォッチングがおすすめ。
コミュニティ広場には昆虫館や展望台があり、展望台からは淡路島を見ることができます。
冒険広場には、アスレチックがあるので子供に人気です。
歴史深い町だけあって、歴史の丘という歴史を感じられる施設もあります。
一日家族でゆっくり過ごせる公園になってます。
柏原市立歴史資料館
柏原市立歴史資料館は、周辺の遺跡や古墳から発掘されたものや、市民から提供された資料を展示しています。
古くは旧石器時代から近世まで、たくさんの考古学資料がわかりやすく展示されています。
さらには、葡萄の産地として、葡萄の栽培や酒蔵工程の様子も展示されています。
柏原市の歴史を知るには一番適した場所といえるでしょう。
旅の最初に寄れば、より一層柏原市を理解し楽しむことが出来るかもしれません。
高井田横穴公園
高井田横穴公園は国指定の史跡であり、最大級規模の総数200基以上の横穴墓があることで知られています。
その中には、人物、船、鳥、馬、魚、樹木、花など、古墳時代の線刻画があるそうです。
今は史跡高井田横穴公園という史跡公園として使用されています。
古墳の中が見えるようになっていたり、出土された物のレプリカも展示されています。
桜やアジサイが見ごろの時期に訪れるのがおすすめです。
スポンサーリンク
竜田古道の里山公園
竜田古道の里山公園は、柏原市民のふれあいのために、柏原市のボランティアによってできた公園です。
長い年月をかけ、1000本以上の桜、梅、桃、花水木などを植え、水やりや草むしりもボランティアにより支えられ、ついに柏原市の名所と呼ばれるようになりました。
キャンプ場や遊具もあるので、気軽に市民が利用できるようになっています。
檻の中にヤギもいて触れ合うことができるので、子供に人気のスポットです。
石神社
パワースポットとしても人気
石神社の境内にある樹齢800年の大阪府の天然記念物、高さ20m近くある巨大なくすの木がみなさんを迎えます。
そして細い石段を登ると本殿があり、聖武天皇や孝謙天皇が礼拝例仏されたと言われています。
地元のお年寄りが訪れている姿がよく見られ、歴史があり信仰が厚く、地域に根付いた神社だということがよくわかります。
最近では、パワースポットと注目され、若者も大勢訪れるようになりました。
松岳山古墳
松岳山古墳は、国の史跡です。
前方後円墳であり、全長約130mあります。
古墳時代に造られた貴重な古墳ですが、明治10年に発掘されたときには盗掘されており、銅鏡や玉類が発掘されましたが多くは残っていなかったようです。
そのため調査の詳細が少なく、80年後にもう一度調査され、さらにいろいろな物が発掘されました。
有名な国宝の銅製船氏王後墓誌は、この古墳から発掘されたとされています。
田辺廃寺跡
田辺廃寺跡は、国に指定された史跡で、春日神社の境内にあります。
白鳳時代に創建されたと思われる田辺廃寺は、田辺史人の氏寺と考えられ、昭和46年にされた大阪府教育委員会の調査により、金堂、西塔、東塔、南大門、回廊の遺構が発見されています。
土器類なども発見されており、保管されています。
静かなところで歴史に思いをはせるのなら、田辺廃寺跡を訪れてみてはいかがでしょうか。
柏原黒田神社
海と交通安全の神様を祀る神社
柏原黒田神社は、別名塩殿神社と呼ばれ、海と交通安全の神様である塩土老翁を祀っています。
この神社は、藤井寺市にある北条黒田神社から分社されました。
農民の田畑が黒々と実ってほしいという願いを込めて、黒田神社と名づけられました。
夏にはお祭りが行われ、たくさんの山車が町中を行きます。
夜にはパレードが行われるので盛り上がります。
光徳寺
光徳寺は道が狭く、車で辿り着くのも難しい山中にある立派なお寺です。
平安時代に円融法皇によって建てられ、東廣山照躍峰寺と呼ばれていました。
しかしその後一度焼き払われ、1228年にもう一度建て直されました。
そのとき、照曜山光徳寺と改名され、本堂を雁林堂と名づけました。
きれいな藤棚があり、満開の時には花のいい香りが周辺まで漂うそうです。
散策しながら訪ねてみてはいかがですか。
柏原市見どころ観光地情報!3万年の歴史を感じよう【大阪府柏原市】のまとめ
町を散策すると、歴史深いスポットがたくさんあることに気づきます。そんなスポットに足を止めると、市民が如何に歴史や文化を守ろうとしているか伺えます。ベッドタウンである柏原市は、町全体が歴史博物館と言える町でした。