岡山県の笠岡市立カブトガニ博物館はの西部、笠岡市の臨海部にある世界で唯一の「カブトガニ」をテーマとした博物館です。今回は博物館に隣接する、これまた国内でも珍しい本格的な「恐竜」公園の全貌も明らかにしていきます!ちょっと不気味だけどよく見たらかわいい?そんなカブトガニの生態をご覧あれ!
気分はロストワールド!恐竜公園って何だ!?
岡山県笠岡市の市街地から南の神島方面へ車を走らせること約10分。駐車場から出ると、もうそこは既に太古の世界。
そう、笠岡市立カブトガニ博物館の横には、カブトガニと同じ時代を生きた恐竜たちが待ち構える恐竜公園があります。
園内には子どもたちに人気の遊具と一緒に、
- ティラノサウルス
- プテラノドン
- アパトサウルス
- イグアノドン
- ディプロドクス
- エラスモサウルス
- プロトケラトプス
の七種の恐竜がいます。
カブトガニ博物館のホームページによれば、これらの恐竜の模型と周囲の警官は、すべて学術監修を受けて作製されているため、超リアル!
子どもと一緒にでかければ大喜びすること間違いなし!…いや、むしろリアルすぎて泣いてしまう子どもがいるくらいです!
カブトガニ博物館の秘密に迫る!
それでは恐竜公園を抜けて、肝心のカブトガニ博物館に近づきましょう。写真は博物館の外観ですが、何かお気づきになりませんか?
そう!実はこの博物館自体が巨大なカブトガニのかたちをしているのです。
ちなみに県外の方は「なぜ笠岡にこんな博物館があるのか?」と疑問に思われるかもしれませんね?
何を隠そう、この笠岡の神島地区(笠岡湾)は「天然記念物カブトガニ繁殖地」として国の指定を受けたエリアなのです。
この博物館はそれを記念して平成2年に完成しました。
博物館の裏手には干拓された湾が広がっていますが、その湾で、運がよければ泥から顔を出しているカブトガニを見ることもできます。
さらについでに豆知識ですが、この博物館の入り口のある尖った部分、ここを前と勘違いしている人が多くいますが、ここは「尾剣」といってカブトガニのしっぽにあたります。
さて、余談はこれくらいにして中に入ってみましょう。
入るといきなり、ゆるキャラの
- 「かぶに」くん
- 「かぶ海」ちゃん
がお出迎えしてくれます。
写真の枚数の関係で掲載はできませんが、ぜひ現地に行って、そのクタクタになった哀愁漂う姿に癒されてください。
ゆるキャラたちのお出迎えの後は、いよいよ生きたカブトガニたちとご対面です!
まだ小さな子どものカブトガニから、成長段階ごとに水槽が分けられており、お気に入りのカブトガニを探すことができます。
中にはひっくり返っているカブトガニもいたりして、セカセカと一生懸命に節足を動かす様子は、たしかにかわいい!(なんとなくロボット掃除機のルンバを彷彿とさせます)
ネットでは深海生物のダイオウグソクムシが密かにブームとなっていますが、最近その影響か、似た生物のカブトガニにも微妙にスポットライトが当たりつつあり、私が行った時にも、子どもだけでなく大人も水槽の前で夢中になって見ていました。
ちょうど恐竜公園で遊んだ後だと、その疲れたからだに青を基調とした薄暗い博物館の照明と、ほどよい空調が実に心地よく思わず時が経つのも忘れて長居してしまいそうになります。
お仕事などで心が疲れてしまった時なんかは、都会の喧噪を忘れて、ここに来ると癒されるかもしれませんね。
スポンサーリンク
超難問!?めざせ「カブトガニ博士」!
この博物館には、低予算ながら(失礼)たくさんの趣向を凝らした展示品があります。
その中でも特にオススメなのが「カブトガニ大百科」のコーナーです。
パソコンの画面に出てくるクイズを答えていき、全問正解すると栄えある「カブトガニ博士」の称号をもらうことができます。
「どうせ子供だましのクイズだろう」と油断しているととんでもない!とにかく難易度が高い。
この博物館の展示や説明をくまなく見ていないと答えられない難問・奇問が勢揃いです。
たとえばカブトガニのからだのパーツ(極小)をみて、これがどこの部位でしょうというクイズなどは、大人の知恵をフル動員しても間違うこともしばしば。
先ほど紹介した「尾剣」などまだ序の口で、
- 「縁棘(えんぎょく)」
- 「凹陥(おうかん)」
- 「正中眼」
- 「内突起凹陥(ないとっきおうかん)」
- 「鋏角(きょうかく)」
- 「櫂状器(かいじょうき)」
などなど、人生で聞いたこともないような専門的なカブトガニワードがたくさん出てきます。
ぜひ本気でチャレンジして、あなたも名誉ある「カブトガニ博士」になってください!(ちなみに全問正解しても景品などはございません。)
おみやげはこれで決まり!?清月堂のカブトガニ饅頭!
カブトガニ博物館で販売しているおみやげも味があっていいのですが、今回オススメしたいのは、笠岡駅からほど近く、地元の方々に愛される和菓子のお店、菓子司 清月堂の「カブトガニ饅頭」です!
味は白あんのいたってシンプルなおまんじゅうですが、写真をみて分かるように、見た目のインパクトが絶大!
おみやげにプレゼントすれば話題になること間違いなしです!
味もなかなかおいしいですよ!ちなみに清月堂では写真の通常サイズのほかに、お祝い事用に、超特大サイズも販売しています。
どれくらいの特大かはぜひお店にいってお確かめください。
日本一周の旅!
笠岡市の次は広島県に入ります。
広島県で最初に訪れるまちは、瀬戸内の景色が映える!福山市です。
隣り町にも足を延ばしてみよう!
笠岡市に来たのであれば、周辺の町もぜひ訪ねてみましょう!
笠岡市は北から時計回りに
の5つのまちと接しています。せっかくの機会なので、これらのまちの魅力にも触れてみましょう!
笠岡市立カブトガニ博物館の見どころ!カブトガニがテーマの博物館!【岡山県笠岡市】のまとめ
以上、笠岡市立カブトガニ博物館と隣接する恐竜公園にスポットを当ててご紹介しました。たしかにちょっと市街地から遠くて足を伸ばしにくい場所にありますが、だからこそ太古の世界にどっぷりと浸ることができます!お子さんとのお出かけがマンネリ化しつつあるお父さんお母さん!または日々の生活で心が疲れてしまったお兄さんお姉さん!ちょっとだけ日常を忘れて異世界にタイムスリップしてみませんか?恐竜とカブトガニがあなたを待っています!