宮崎県児湯郡新富町(こゆぐんしんとみちょう)は昭和34年に富田村と新田村が合併してできた町です。宮崎空港から電車で20分、車で30分ほどの、日向灘に面したまちです。約70%が平地になります。平地では施設園芸(きゅうり、とまと、ピーマン)などの栽培、台地では畜産業(牛、鶏卵)が盛んです。南には「一ツ瀬川」が流れています。こちらは全国有数の鰻の養殖が行われています。新富町の観光スポット5カ所をご紹介します。
観音山公園
日向新富駅から徒歩10分、標高57メートルの小高い丘にある公園です。
四国や西国にお参りに行かなくてもここでお参りができるようにと「西国三十三箇所」と「四国八十八箇所」の石仏があります。
頂上には「富田灯台」が設置され、日向灘(ひゅうがなだ)を眺めることができます。登山道にはいろいろな石仏があり、楽しみながら山頂へと向かうことができます。
山道は舗装されています。少々急な坂も途中ありますが、緩やかな坂もありマイペースで行けます。
眺めが最高なので登り終えた達成感と雄大な自然に深呼吸したくなります。軽い運動にもなりますのでお弁当でも持って出かけてみてはいかがでしょうか?
新富町温泉健康センターサン·ルピナス
宮崎空港から車で40分の場所にある日帰り温泉施設です。国道沿いにあるので、気軽に立ち寄ることができます。
大浴場、露天風呂、足湯などのほか、サウナ、休憩室、直売所もあり食事も可能です。
源泉掛け流しの温泉は天然ラジウムやヨウ素も含んだお湯で、心身共に癒されます。
旅の疲れを癒すのにオススメです!
富田浜公園
日向新富駅から徒歩20分、国道から少し入った場所にある公園です。緑の多い富田浜入江にも近いので、のんびりと過ごすことができます。
公園には芝生広場やグラウンドもあり、季節を問わず利用できます。
夏はプールやバーベキューができます。プールは流れるプールやウォータースライダーなど、楽しく泳げる設備が充実しています。
監視員の方も多くいるので、小さなお子様でも安心ですね。
新田原古墳群
新田原(にゅうたばる)古墳群は、日向新富駅から車で15分の場所にある広大な古墳群です。207基もの古墳が確認されています。
1500年前の古墳が大小と大きさもいろいろあります。有名なはにわが出土したのはこちらです。
西都原と一ツ瀬川の境にあり、無料で眺めることができます。いにしえからの時の流れを感じることができる場所は、いつもとは少し趣向を変えたドライブにも最適です。
湯ノ宮の座論梅
「座論梅」は昭和10年に天然記念物に指定された梅です。神武天皇にまつわる伝承も残されています。
そのこともあって、新富町はウメを「町の木」としています。
元は1株しかなかった梅が80株まで増え、1000平方メートルの敷地を埋め尽くすほどになりました。
梅の花が咲く季節には「座論梅 梅まつり」が行われ、多くの見物客でにぎわいます。
花の咲く時期は限られてしまいますが、この光景はぜひご覧いただきたいです。
日本一周の旅!
新富町の次は、農業を学べるまち!名物の餃子も全国区に!児湯郡高鍋町です!
隣り町にも足を延ばしてみよう!
新富町に来たのであれば、周辺の町もぜひ訪ねてみましょう!
新富町は北から時計回りに
- 児湯郡高鍋町
- 宮崎市
- 西都市
の3つのまちと接しています。新富町だけではもったいない、これらのまちの魅力にも触れてみてください!
まとめ
歴史や天然記念物などが多く、いつもとはちょっとだけ違った非日常を感じることのできる町です。高台からは海を一望できる眺望の良さも魅力です。宮崎県を訪れた際は、ぜひともドライブコースに入れてみてはいかがでしょうか。