宮城県仙台市にある仙台城跡は、宮城県仙台市の青葉山にあった日本の城です。雅称は「青葉城」といい、「五城楼」との別名もあります。2003年に国の史跡に指定されました。伊達政宗が築城した仙台城はおよそ20000坪で、全国規模の城でした。
仙台城について
仙台城は幾度となく、地震などによる損害を受けながらも修復を繰り返し、その反面一度も戦火を見ることなく要塞としての機能を終えました。
その後は明治初期から大正にかけてその大半が失われました。
数少ない遺構であった大手門、脇櫓、巽門は旧国宝に指定されていましたが、第二次世界大戦時の仙台空襲により焼失しました。
現在では、宮城県知事公舎正門の建築に転用された寅の門の部材が残るのみとなっています。
旧三の丸に位置する仙台市博物館から徒歩で向かうと、三の丸の遺構とともに、山頂に築かれた巨大な石垣を目の前に本丸に登ることが出来ます。
本丸からは、仙台都心と仙台平野の北部を一望することが出来ます。
隅櫓北西の旧二の丸はもっとも広大であり、現在では東北大学の敷地となっています。
本丸の一部と三の丸および周辺地区は、市が管理する青葉山公園となっていて親しまれています。
それ以外の部分でも、各所有者が公共空地・緑地化している所が多くなっています。
仙台城跡について
仙台城跡は平らな公園で、銅像や歌碑など点在していますが城の名残はほとんどありません。
ですが、仙台市街地を一望の城跡伊達政宗の騎馬像が、地元の人もよく来るビューポイントとなっています。
伊達政宗公と同じ視点で、仙台の街を一望することができます。
夕暮れになると、この正宗像がライトアップされたりもします。
この像を写真に撮るなら城跡をバックに、仙台の町並みを一緒に撮りたい場合は真正面からの撮影がいいかと思います。
この伊達政宗の騎馬像は、写真で見たことがある方も多いでしょう。
地元の人もよく訪れるといわれていますが、それだけここから見る仙台の眺めは素晴らしいものです。
そういえば、こちらの伊達政宗の騎馬像、独眼だったはずの伊達政宗が双眼で作られています。
これについては政宗の
「両親からいただいた体は五体満足だったので、その感謝を示したい」
という遺言からきているそうです。
また、伊達という言葉が「かっこいい」というようになった由来についても書いてあるパネルがあったりします。
伊達正宗の腹心侍達が、おもてなし隊なのか、どこからともなく現れて写真を撮ってくれたりすることもあります。
合言葉は「ずんだもちー!」ユニークですよね。
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青葉城本丸会館について
こちらは伊達政宗築城の仙台城の歴史を伝える資料館・結婚式場です。
仙台の名産品豊富な名店館もあります。青葉城資料展示館があります。
こちらの常設展示では、奥州王伊達政宗公の一生をはじめとして伊達家・仙台藩・仙台城(青葉城)に関し実物資料、パネル、模型などを展示、解説してあります。
CGシアター『バーチャル仙台~よみがえる仙台城・城下町』では、仙台城のみならず、
- 川内の大身屋敷である「片倉小十郎屋敷」
- 「水沢の伊達家の屋敷」
- 「登米の伊達家の屋敷」
も復元されています。
また、城下町の中心として江戸時代を通じてにぎわった「芭蕉の辻」の町並みを精密に復元しています。
護国神社について
現在の本丸跡には、明治に創建された宮城縣護國神社が建っています。
明治維新以降の諸事変、戦役における宮城県関係あるいは縁故のある戦死・殉難者、5万6千余柱の英霊を祀っています。
別宮として「浦安宮」があり、右宮には天照坐皇御神ほか三柱、左宮には当地に古くから鎮座する白水稲荷大神と仙台藩藩祖の伊達政宗を祀っています。
そんな仙台城跡への交通アクセスについて
所在地:宮城県仙台市青葉区川内1
- ルート1、仙台駅からバスで30分(徒歩5分)
- ルート2、東北自動車道仙台宮城ICから車で15分
- ルート3、地下鉄東西線仙台駅から列車で5分(国際センター駅下車、徒歩15分)
仙台駅から向かう場合、行きは観光シティループバス「るーぷる仙台」を利用するとスムーズです!
国際センターで下車すると、広瀬川から山へ登る道がありますが、そこはかなりの急坂で山道になるので足腰に自信がない方はバスを利用したほうが無難です。
仙台市青葉区の観光・お出かけスポット
仙台市青葉区のその他の見どころをまとめました。
仙台城跡(青葉城)の見どころ!伊達政宗と同じ視点で仙台の街を見渡そう!【宮城県仙台市青葉区】のまとめ
こちらは、観光スポットとしてはとても有名な場所です。残念なことに、当時の建物はほとんど残っておらず、仙台城跡と単体で紹介しようとすると、この景観と伊達政宗の騎馬像くらいしか紹介できないというところはありますが……青葉城資料展示館や護国神社といった観光スポットもありますので、時間をかけてみるということでいうならば、そちらがメインになってくるでしょうか。特に青葉城資料展示館は伊達藩ゆかりの展示物が多く展示されていますので、こちらに訪れる際には絶対に一緒に見て回りたいスポットだといえるでしょう。