三重県鈴鹿市にある鈴鹿ほたるの里は、失われつつある自然を守り、蛍が生息できる美しい場所を作り守っています。鈴鹿ほたるの里では、びっくりするくらい間近でほたるの鑑賞ができます。鈴鹿ICから10分ほどという場所にあるのに、ここだけは別世界のようです。
【鈴鹿ほたるの里とは】
鈴鹿ほたるの里は、三重県鈴鹿市の西庄内地区から上野地区の八島川の川沿いにあります。
ほたるが生息する場所といえば綺麗な水と静かな環境が欠かせませんから、かなり山奥にあるイメージですが、鈴鹿ほたるの里は、鈴鹿ICから車で10分ほどのところにあります。
途中には川沿いに鈴鹿ほたるの里の看板などが建てられているので、初めての場合も迷わずに行けます。
毎年のようにほたるの姿が見られるようになっていますが、ここにいるほたるは全て自然生息しているほたるです。
餌の放流なども行いませんが、地元農家が農薬の使用を控えるなど、自然環境への配慮を徹底した事で、ほたるが自然生息できる環境を維持し、守る事ができるのです。
誰でも自由にほたるを鑑賞する事ができますが、自然環境を重視する地元では、駐車場や鑑賞路の整備は敢えて行いません。
自由にほたる鑑賞はできますが、いくつかルールがあるので、ルールに従う事も大切です。
【鈴鹿ほたるの里を利用する時の注意】
鈴鹿ほたるの里で、ほたるを鑑賞する場合は、6つのルールがありますので、これに従う事が大切です。
鈴鹿ほたるの里のルールを紹介します。
1.ほたるを捕まえてはいけません
2.ほたるが生息する川をよごさないでください
3. 鈴鹿ほたるの里の入口に駐車場がありますが、いっぱいでも路上駐車はやめてください
4.鑑賞路もありますが夜は足元が暗くてもライトがありませんので、転落事故に注意してください
5.ほたるは明かりを嫌うので照明やライトは使わないようにします
6. 鈴鹿ほたるの里では全面禁煙です。
夜暗い中でほたるを鑑賞するので、足元が見えにくくなります。
自然が多く残っているため、マムシが出る事もあるので、足元は常に注意しておき、むやみにヤブに入らないようにしましょう。
自然に生息しているので、間違ってもタモや網でほたるを捕まえるような事はしないでください。
地元の人の努力と、ほたる鑑賞をする人のモラルがあってこそ、皆がきもちよくほたる鑑賞ができるという事を忘れないようにしましょう。
【ほたるが見られる時期】
鈴鹿ほたるの里でほたる鑑賞ができるのは、大体5月中旬から7月上旬にかけてです。
その年によって多少の違いはあるので、ずれる事もあれば、早く飛ぶような年は終息も早くなる傾向があります。
5月中旬から7月上旬の、20時から22時がピークとなります。
暗くなってすぐに飛ぶ事はほとんどなく、20時頃から徐々に数が増え始めます。
風が強い日や雨が降っている日は、ほたるがうまく飛ぶ事ができないため、ピークの時間帯に行っても見られない事があります。
満月の月夜は少し明るいので、ほたるはあまり飛びません。
霧が出ている時もあまり多く飛ばないので、天候なども注意しておきましょう。
ほたるが光るのは求愛行動や、仲間に危険を知らせるためだと言われています。
目的や理由があって光っているので、ライトをつけたりすると、意味のある行動を邪魔してしまいます。
こういった行動を邪魔しないよう、鑑賞する側がほたるに配慮しなければいけないのです。
鈴鹿ほたるの里には、ヘイケボタルとゲンジボタルがいます。
大きく明るく光るのがゲンジボタル、小さく光が弱いのがヘイケボタルです。
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鈴鹿ほたるの里を訪れた人の口コミ・感想
鈴鹿ほたるの里にほたるを見に行きました。思っていたよりも多くのほたるが飛んでいてかなり明るいのに驚きました。
「少し薄暗い中進むので、ちょっと場所がわかりづらいかもしれません。ですが、綺麗な水辺にしかすまない天然のホタルがとても沢山見られるので、おすすめの場所です。毎年のように訪れていますが、いつも癒やされています。」
「なかなか見られないホタルが沢山みれて感激でした!観光旅行の際に訪れたのですが、ホタルなんてめったに見れるものではなかったので旅行のいい思い出になりました。ぜひともまた、来年ホタルを見に来たいと思います。」
「毎年訪れていますが、いつ来ても綺麗です。少しわかりにくい場所にあるので迷いそうになりますが、慣れればどうという事はないです。ホタルの名所とあってちらほら人もいて暗いですが怖くはありません。おすすめです。」
<鈴鹿ほたるの里の基本情報>
- 名称:鈴鹿ほたるの里
- 住所:〒519-0271鈴鹿市西庄内町
- 電話番号:090-4859-0113
- アクセス方法:東名阪自動車道鈴鹿ICより車で約10分
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鈴鹿ほたるの里の見どころ!里山の光のファンタジー【三重県鈴鹿市】のまとめ
鈴鹿ほたるの里にいるほたるは、全て自然生息しているほたるです。場所によりゲンジボタルとヘイケボタルの2種類に分かれますが、ゲンジボタルはより明るく大きく光、ヘイケボタルは小さく少し弱く光ると覚えておくと見分けやすいです。鈴鹿ほたるの里の中には侵入禁止区域もあるので、利用する際は十分注意してください。