鞍手郡小竹町は石炭産業がさかんに行われてきたため、その名残があり歴史を感じさせるスポットがいろいろあります。また、自然に恵まれた地域で、のどかな景色を堪能できるスポットもたくさん。小竹町の人気観光スポットを8個紹介しましょう!
六地蔵(地蔵公園)
お地蔵様を見ると何となく心が和みますね。
そんなお地蔵様が6体、3体1組が2つ、あるのが小竹町の勝野地区です。
地蔵公園にはさらに90体ものお地蔵様が安置されているのは驚く風景です。
お地蔵様を見ると手を合わせたくなりますが、こちらのお地蔵様は、石抱き地蔵、子育て地蔵と言われ、子どもを育てているお母さんたちの心の支えになっているお地蔵様です。
子育ては精神的にも身体的にも大変なものです。
その支えとなってくれているなんて、うれしいことです。
毎年8月24日には、「子育て地蔵尊祭」を開催しています。
子育てに悩みを持っている人がいるなら、こちらに来てみてはいかがでしょうか?
大祖神社
大祖神社は「大ひひ退治の伝説」で有名なスポットです。
社殿が造られたのは、村に流行した疫病を治めようとして建てられたものです。
そのきっかけとなったのが大祖山山上の樟に霊光が見られ、それを村人が神のお告げを信じ弓や鉾をささげて祈ったことで、疫病が治まったのだそうです。
それをきっかけに社殿が造られ、10月14日に例祭が開催されるようになりましや。
しかし、その時期には、村一番の美しい娘を人身御供にしなければ大ひひに田畑を荒らされてしまい、村人たちを悩ませていたのです。
ある日、諸国を武者修行していた岩見重太郎が娘の身代わりとなり、大ひひを退治したのです。
そういった伝説がある神社は、厳かで神聖な雰囲気です。
蒸気機関車アルコ号
小竹町の小竹公民館のグランドに蒸気機関車アルコ号があります。
鉄道マニアの人にはたまらないスポットです。
アルコ号は1920年につくられた蒸気機関車で、全国に2台しかないと言われる貴重なものなのです。
アルコ号はアメリカ製の機関車で、筑豊最後の炭鉱である貝島炭鉱が閉山した昭和51年まで、56年もの間、土砂を運んでいたのです。
角張った姿から「弁当箱」の愛称で親しまれてきた機関車。
当時の炭鉱の様子を知ることもできるスポットです。
鉄道マニアの人でも、それほどでもない人も、アルコ号に逢いに行ってみてはいかがでしょう?
長崎街道
寛永2年(1625年)に造られた長崎街道は、小倉から長崎を結ぶ幹線道路の一つです。
江戸時代に造られた街道は、風情のあるのんびりとした景色を見ながらドライブするのはお勧めです。
小竹町筋の原田家は島津・有馬などの大名行列のご休憩所として使用されていたそうです。
遠賀川河川敷を走れば、おいしい空気に体が洗われるよう。
のどやかな景色を堪能できるスポットです。
自然の中を車で走るのは爽快な気分になれますよ。
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合屋古墳
遠賀川と庄内川の合流地点にある合屋古墳は、小竹町指定文化財第1号の古墳です。
6世紀末から7世紀初頭の古墳時代後期のもので、前後2つの横穴式石室を持っている古墳です。
小竹町にある唯一の古墳でこちらの地域の歴史を知る、貴重なものです。
前後2つの複重構造の古墳は珍しいので、ぜひ一度見てみるといいでしょう。
歴史を肌で感じられるスポットです。
嘉麻川橋梁
石炭の街でもある小竹町には、石炭を運ぶ目的で建設された橋があります。
それが嘉麻川橋梁です。
田川方面から北九州方面に石炭を運ぶため、明治26年に下り線、明治42年に上り線が敷設されました。
上り線はイギリス製のものだそうです。
現在では、伊田線として、国鉄・JR・平成筑豊鉄道として利用されています。
小竹町と直方市の境界の遠賀川上にかかる橋梁ですが、名称は「嘉麻川橋梁」と言います。
南良津唐戸
治水のために造られたとみられる施設です。
南良津唐戸と呼ばれ、遠賀川とそこに注ぎ込む水の治水が目的だったようです。
現在では小唐戸しかありませんが、改修される以前は大唐戸もあったとみられています。
石材を使い、治水ができる構造にする細工は見事。
昔の人の知恵に驚かされます。
小竹町の昔の生活を垣間見ることのできるスポットです。
小竹町民まつり
毎年11月中旬頃、小竹町中央公民館において小竹町民まつりが開催されます。
創作したものを展示したり、発表したり、少年の主張発表会といった催しや、ダンスやコーラス、マジック、カラオケ大会などが行われ、とても賑やかです。
中でも餅まきは多くの人が参加するとても楽しいイベント。
お茶会やバザーなどもあり、いろいろな楽しみがあります。
鞍手郡小竹町の人気見どころ観光スポット8選!昔懐かしい情緒を感じよう!【福岡県鞍手郡小竹町】のまとめ
小竹町にはあらゆる場所に歴史を感じさせるスポットがあります。また、散策をするにはおススメの地域で、どこを歩いても自然を感じ、昔懐かしい情緒を感じられるのが魅力です。のんびりとした時間を過ごすことのできる小竹町に味を運んでみましょう!