鹿児島県薩摩川内市(さつませんだいし)は鹿児島県の西北部に位置するまちです。古事記によると神々が住まう地「高天原」から、天皇のご先神といわれるニニギノミコトが日本を統治するため、降り立った地であるといわれています。今回はそんな薩摩川内市で遊ぶならここ!という場所を紹介いたします。
新田神社
新田神社は、亀の形をした高さ70mの神亀山の山頂に位置しています。ニニギノミコトを祀る薩摩国一宮(薩摩の国で最も社格が高いとされていた)神社です。
多くの木々に囲まれた境内は神聖な雰囲気に包まれ、樹齢800年を超えるとされる大楠はその壮大さに見ているだけでため息が漏れるほどです。
参拝するには300段もの階段を上らなければなりませんが、この荘厳さに包まれたらその苦労も吹き飛んでしまいますよ!
入来麓武家屋敷群
入来麓武家屋敷群(いりふきもとぶけやしきぐん)は、昭和4年にアメリカ・エール大学の朝河貫一教授が入来院家に伝わる「入来院家文書」を翻訳し、「入来文書」として発表したことで有名となりました。
茅葺屋根の武家屋敷門など昔のままの状態で保存されていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
歴史的建造物や文化財を間近で見ることができる貴重な場所です。
体験型旅プログラム きゃんぱく
市内各地で「薩摩川内市スピリッツ・きやんせ博覧会」という催しが行われており、年間を通していつでも好きな日に様々な体験をすることができます。
着物で和さんぽプランや、サムライ変身体験プラン、My竹箸づくり体験プラン、そば打ち体験プランなど、ほかにも様々な体験メニューが用意されています。
薩摩川内市の風土や文化を体験できるプログラム、他ではできない経験を味わえるのがたのしいですね。
藺牟田池県立自然公園
公園内にある周囲約4km、直径約1kmの藺牟田池(いむたいけ)は火山活動によってできた湖です。
2005年にはラムサール条約という「水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」にて指定湿地として登録もされました。
国の天然記念物に指定されている「浮島」や絶滅が心配されるベッコウトンボ、他にもマコモ、ツルヨシ、ヒツジグサなどの植物を見ることができます。
サイクリングや散歩など、ゆっくりと自然に癒されたい方におすすめのスポットです。
祁答院蒸溜所
焼酎造りに欠かせない、主原料を発酵させるための「もろみ」を入れる容器は、一般的にホーロータンクや甕(かめ)が使われます。
しかし、こちらの祁答院蒸溜所(けどういんじょうりゅうしょ)では日本で唯一、大型の「木桶」を使って焼酎製造を行っています。
木桶を使うことで外気温の影響を受けにくくなり、発酵ムラがなく穏やかに発酵を進められることで、味わい深い焼酎を作り出すことができるとのことです。
蔵見学は随時受け付けているので、とても大きな木桶を目の当たりにした状態で製造工程について説明を受けることができます。
お酒が好きだという方は、ぜひとも立ち寄ってみてください。
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甑島列島
漫画・Drコトー診療所の舞台となった島がここ、甑島(こしきしま)列島です。
上甑島・中甑島・下甑島の3つの島が連なった列島は全長約35kmあり、上甑島と中甑島の間にかかる甑大明神橋のたもとにて、甑(せいろ)の形に似た甑大明神が祀られていることが島名の由来とされています。
国の天然記念物にしていされている「長目の浜」や、ナポレオンの横顔に見えるといわれている「ナポレオン岩」を見て楽しんだり、神秘的な海でダイビングやプラネタリウムのように美しい満点の星空を眺めることができます。
日本一周の旅!
薩摩川内市の次は、活火山と共に歩むまち!鹿児島市です。
隣り町にも足を延ばしてみよう!
薩摩川内市に来たのであれば、周辺の町もぜひ訪ねてみましょう!
薩摩川内市は北から時計回りに
の8つのまちと接しています。せっかくの機会なので、これらのまちの名所にも足を運んでみてください!
まとめ
薩摩川内市の魅力的な観光スポットについて紹介してきました。歴史と自然にあふれる薩摩川内市は多くの人を虜にする魅力であふれています。ぜひ週末に足を延ばして、ご家族や恋人、友人と遊びにいってみてはいかがでしょうか。