香川県高松市にある高松市立中央公園は、JR高松駅より1.2㎞!自然豊かな歴史ある公園です。自然だけではなく、著名人の銅像の数々があるため、歴史を堪能できるスポットでもあります。それでは、1度は訪れてみて頂きたい観光スポット中央公園をご紹介いたします!
まずは中央公園の歴史から
高松市立中央公園は、香川県庁や高松市役所、商店街が集まっている、市街地の中心部に位置する都市公園です。
その土地は戦前まで、1588年の高松城築城と同時に宇多津(現・香川県宇多津町)から移転してきた浄願寺の敷地でした。
しかし、1945(昭和20)年の空襲によって、寺院は全焼してしまいました。
戦後、1946(昭和21)年に都市公園用地として戦災復興土地区画整理事業により、都市公園用地として確保されましたが、実際には野球場建設地になりました。
1947(昭和22)年に高松市立中央球場が会場され、1982(昭和57)年4月まで高校野球や社会人野球の公式戦などに、多く使用されました。
1982(昭和57)年に香川県営野球場が整備されたのに伴い、4月17日に地上部分の球場は閉場し、現在の高松市立中央公園ができたのです。
高松市民のオアシス・小川の流れる公園
高松市立中央公園は、市街地の中心にある都市公園です。
中央部に芝生公園、周りに緑の木々が取り囲み、小川が流れる
「緑にあふれ、季節感があり、気軽に楽しめる公園」
では、
- 春はフラワーフェスティバル
- 夏はさぬき高松まつり
と年間を通してイベントが行われ、多くの人でにぎわっています。
広い敷地の中には
- 自由広場
- 木陰広場
などいくつかの広場があり、遊具はジャングルジムなどの他に、
世界的に有名な彫刻家「イサム・ノグチ」
が考案した遊具もあります!
暑い日は、木々の木陰で涼んだり、小川のせせらぎで遊ぶのもいいですね。
また、高松市に縁のある
- 菊池寛
- 水原茂
- 高松市生まれの漆工芸家 玉楮象谷
などの著名人の銅像が建てられていて、高松の歴史に触れることができますよ。
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高松市立中央公園の基本情報
- 住所:高松市番町1-11
- アクセス:電車の場合。ことでん瓦町駅から徒歩約10分。
車の場合。JR高松駅から車で約5分
日本プロ野球の礎を築いた名将2人の銅像
子供から大人まで、多くの国民に親しまれてきたスポーツ・野球。
卓球やラグビーなどの、オリンピックやワールドカップでの日本代表、または日本人選手の躍進は、目覚ましいものがあります。
またフィギュアスケートのように、スポーツと芸術が融合した競技も、男女ともに日本人選手の飛躍的な進化により、注目を集めています。
様々なスポーツが盛り上がりを見せるなか、野球というスポーツも、根強い人気を誇っていることもあり、プロ野球も80年以上、老若男女から数多くのファンを魅了してきました。
選手だけでなく、チームの指揮をとる監督も、重要な役割を果しています。
そのプロ野球の歴史の中で、特に名将と呼ばれた人物が、香川県高松市に所縁のある
- 水原茂
- 三原脩
の両氏です。
この2人は、現役時代からライバルとして戦ってきました。
水原茂
水原茂氏は香川県立高松商業学校を卒業後、慶應義塾大学へ進学しました。
三原脩
三原脩氏は、香川県立高松中学校から早稲田大学へと進みました。
それぞれの野球部で主力選手として、しのぎを削り、プロ野球でも、お互いにライバルチームの監督として、名勝負を繰り広げました。
その2人の銅像が、高松市立中央公園に建てられて、功績をたたえています。
香川漆器の漆工技術、彫漆の発展に貢献した玉楮象谷
香川県の名産品、香川漆器をご存知でしょうか。
幾層にも漆を重ね、それを彫刻することで文様を表現する彫漆(ちょうしつ)など、趣のある作品が生み出されています。
その基礎を築いたとされる人物の銅像も、中央公園に建てられています。
江戸時代後期の漆工職人、玉楮象谷(たまかじ ぞうこく)です。讃岐国(現・香川県)高松出身で、名は為造、通称は敬造、正直。
鞘塗師(さやぬし)を生業としていた父の下で、鞘塗りと同時に彫刻の技法も学びました。
松平頼恕(よりひろ)をはじめ、讃岐高松藩の藩主に代々仕え、300余りの作品を創作、名字帯刀を許され
「玉楮」
を名乗りました。
それらの作品は、藩を代表する産物として、将軍や大名への贈り物に用いられるなど、名声を博しました。
四国でも著名なタヌキ「ハゲさん」
中央公園や市役所のある辺り一帯は、かつて高松藩主の菩提寺であった浄願寺の境内でした。
その浄願寺跡地の碑に、
「白禿大明神」
の名が刻まれています。それは、浄願寺の森に棲んでいる
「ハゲさん」
という名のタヌキです。その姿も石像で見ることができます。
なぜ「ハゲさん」なのか。看板の説明によると、
そのタヌキは「(前略)貧しい老夫婦の生活を救うため、茶釜に化けたまま売られて行った。茶釜は毎日磨かれるので狸の頭はつるつるに禿げてしまい痛い痛いと泣いていた。住職は、かわいそうに思って鏡餅を三つ与えたところで泣き止んだ。それから、『今泣いたのだあれ……お鏡三つでだまあった』と子供をなだめる歌となった。
そのようなお話が残されています。他にも四国は、弘法大師にまつわる伝承など、「タヌキ王国」として有名ですが、その中でも著名なタヌキの1人(?)として親しまれています。
高松市の観光・お出かけスポット
高松市の他の見どころをまとめました。
高松市立中央公園は市民の憩いの場!香川県の広大な自然公園の見どころ!【香川県高松市】のまとめ
高松市立中央公園はとてもユーモア溢れる公園であったかと思います!高知県高松市では、中央公園以外にもさまざなな箇所で自然を感じられることができる非常に素敵なところです。ぜひ、高知県へ観光やひとり旅、出張などでお越しの際には高知県を満喫していってくださいね!