兵庫県加古郡播磨町は、兵庫県下では最小の面積に自治体でありますが、人口密度が全国でも有数になっています。播磨町面積の30%を占める人口島には、重化学工業の工場が操業している町で、おすすめスポットが多々ありますのでご紹介いたします。
播磨大中古代の村
大中遺跡は弥生時代後期の代表的な遺跡になり、長さ500メートル、幅180メートルで約70,000平方メートルに広さがあります。
みつかってまだ50年前後になりますので、全体の20%の面積しか調査はできていませんが、それでも73軒の竪穴式住居跡が見つかっています。
それを考えると遺跡内はすくなくとも250軒くらいの住居が建てられていたようです。
当時では貴重品である中国製の鏡が出土しているので、播磨では有力な村であったとのことです。
ほかにも弥生時代に生えていた植物も復元されていますので、めったにみることのできない古代の村にぜひ行ってみてください。
兵庫県立考古博物館
遺跡数が全国第1位である兵庫県の考古学の拠点として開設されました。
県内出土の貴重な考古資料を多数収蔵しております。
エントランスには縄文時代から江戸時代まで、3500年にわたる土器の変遷が実物展示で公開されています。
また当時の人・環境・社会・交流にスポットを当てたテーマ展示では、先人の工夫や知恵がわかる貴重な資料となっております。
そのほかにも体験プログラムというのがあり、実際に遺跡を掘り出したりする「発掘ひろば」や、昔の人の暮らしを味わえる「古代体験」などいろいろと楽しみながら歴史を学ぶことができます施設になっております。
ちょっと変わったここ考古博物館に、歴史を学んでみてはいかがですか。
緑道「であいのみち」
ここは別府鉄道の軌道跡地を利用し、緑道として整備したものになります。
青色の機関車が走った軌道を、園路と草木が美しい光景を見せてくれる緑道として生まれかわり、そこには120種類、2万5千本の花木が植えられています。
その回廊を歩いていくと、つり橋型のメロディ橋「ふるさと橋」がありその音響版をたたくとそこから「ふるさと」が流れてきます。
都市空間の中で人々のオアシス的存在であり、憩の場所にもなっているここ「であいのみち」を、晴れた日にでも散策してみてはいかがでしょうか。
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野添であい公園
緑道「であいのみち」の隣接する広大な公園になります。
花壇には、一年を通じて見ごろが楽しめる植物が活けられております。
また噴水場では水遊びをすることができるため、家族連れや子供連れの方々でにぎわっております。
さらに足ツボロードなどの健康遊具がせいびされており、なんともユニークな公園になっています。
ここの公園では珍しくバーベキューを楽しむことができ、休日にはたくさんの人々でにぎわっております。
この公園に立ち寄って、心のリフレッシュをしてみてもいいのではないでしょうか。
郷土資料館
この資料館は、大中遺跡から発掘された出土品が数多く展示しており、また、古代の弥生語を聞くことができる大変珍しい資料館になっております。
また当時の車両や貴重な鉄道遺産が保存・展示されており、在りし日の別府鉄道の雄姿を目にすることができます。
さらに播磨町の先覚者ジョセフ・ヒコや今里傳兵衛などの業績がわかりやすく展示されています。
弥生語などはめったに聞くことはできないかもしれませんので、ぜひ一度この資料館を訪れてみてください。
貴重な偉人達の功績も詳しくわかることができると思いますよ。
新聞の父 ジョゼフ・ヒコ
幕末に活躍した通訳であり貿易商でした。
ジョゼフ・ヒコは洗礼名であり日本名は浜田彦蔵です。
彼はまた「新聞の父」と言われています。
江戸への航海中に遭難、漂流し米国船に救われて渡米、帰化しジョゼフ・ヒコと称しました。
1859年に帰国し日米外交交渉に活躍し、また日本最初の新聞「海外新聞」を横浜で発行しました。
そうした偉大な功績をたたえて建立されたのがジョゼフ・ヒコ生誕の地記念碑になります。
このほかにも彼の軌跡はいたるところにありましので、いろいろと見て回ってもいいかもしれません。
新井開削の父 今里傳兵衛
ここは江戸時代の初めは加古川下流の平野部でしか農業を営むことができませんでした。
平野部西のちょっとの高低差でされ水を引くことが容易ではなかったため、ため息絵や台地緑端に湧き出る湧水に頼るほかありませんでした。
それを救ったのが新井開削の父といわれる今里傳兵衛でした。
彼は線蜜な調査と正確な測量技術で計画を組み立てました。
それは姫路願主榊原忠次が「一郡永久の計」とほめるほどのものであり、その計画の元新井用水が完成したのです。
そんな業績を残した彼のお墓は古宮薬師堂にあります。
一度訪れてみてはいかがでしょうか。
兵庫県加古郡播磨町のおすすめ観光スポット7選!瀬戸内海に面する町【兵庫県加古郡播磨町】のまとめ
この町は古代にさかのぼる古い歴史を持つ町になっていて、万葉集にもよまれているほど貴重なところです。そんな町にはやはりたくさんの歴史的建造物が残っていますので、ぜひこの町を観光におとずれてみてください。