福岡県北九州市の河内藤園は口コミで人気が過熱した藤園。もともと創設者は多くの観光客が訪れて藤が痛むのを良しとしておらず、一切宣伝をしていなかった。その上2011年には路線バスが廃止された。その一方で、しかし、口コミと世界の絶景10に掲載されたことにより観光客が急上昇。人気で始めた当時はシャトルバスなどもなく、最寄りのバス停から歩いて1時間以上もかかると言われており、謎めいたその全容が余計に人気に拍車をかけたようだ。2015年には藤園への一本道が最大4時間待ちの大渋滞が発生したため、2016年からは公式サイトを開設、JTBに前売り入園券の販売を委託し、ローソン・ファミリーマート・セブンイレブンなどのコンビニにてチケット購入を可能にした。なお、チケットには時間指定が有り、それにより渋滞緩和を行っている。
河内藤園とは
河内藤園は福岡県北九州市にある、樋口正男(故人)が1977年4月に開設した敷地面積3000坪を誇る私営の藤園。
春の藤と秋の紅葉の時期のみ入園可能で、藤棚の長さは広大である。
80メートルと220メートルの藤のトンネルや藤のドーム、藤棚に加え大藤棚まであり、秋の時期には紅葉する木が700本を越えている。
藤は全部で22種類(野田長藤、口紅藤、赤紫藤、青紫藤、紅藤、白藤、八重藤、長藤、中藤、短藤など)、150本。
一般的な紫色の藤だけではなく、
- ピンク
- 白
の藤のグラデーションを楽しめる。
入園料は開花の様子により異なり、一人あたり500~1500円(咲き始め、咲き終わり500円/中間1000円/見ごろ1500円)。高校生以下は無料。
開演時間はふじの季節は8:00~18:00、紅葉の季節は9:00~17:00となっています。
4月中旬から5月中旬の藤の季節と、11月中旬から12月中旬の紅葉の季節のみ開園。
2016年からコンビニエンスストア(ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートなど)での前売りチケット購入が入園条件をなっている。
そのチケットには時間指定があるため、その時間内でしか入園が出来ないため注意が必要。
なお、入園料は開花状況に応じた変動制となっており、コンビニでの前売り入場券チケットとの実際の入場時の入園料に差額(500円から1000円の範囲)がでる場合は、現地での現金精算が必要。
カードは使えないとのこと。
加えて、コンビニチケットの日時指定入園券は指定の時間に入園しなかった場合入場不可、返金払い戻しは行われないとのことで、当日天災などの影響により閉園した場合のみ別の日に利用が可能。
河内藤園はどこにあるの?
住所:九州、福岡県北九州市八幡東区河内2丁目2-48
バスの場合
路線バスが2011年に廃止されてしまい、あまり交通の便はよくありません。
繁忙期のゴールデンウィーク周辺にはJR八幡駅からシャトルバスが運営されるようですが、その年にしか情報が公開されず、利用も何だか難しそう。
因みに2017年の運行期間は4月22日~5月14日までで、運行時間は9時から15時。
河内藤園初採取便は16時で、開園時間は8時から18時なのを合わせてもちょっと使いづらい印象。
加えて時刻表もなく、一時間に2~4本が発着するのみ。2016年は定員超過でバスに乗れない人も居たそう・・・・・・。
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時間指定チケットを前もって買う必要があるため、バスを利用して行く場合は時間との勝負となりそう。
自家用車で行くのがおすすめ。
車の運転は・・・・・・というかたは、最寄りに河内温泉おじさいの湯があり、そこは八幡駅から無料の送迎バスがあるため、ついでの温泉につかれるツアーを組んでしまうのがおすすめです。
河内藤園とは一切関係ないため、入浴券を購入するのが乗車の最低条件。帰りの乗車時には入浴券の提示が必要になるため、捨てずに撮っておきましょう。
ただ、一時間に一本程度なので、時間に余裕を持ってご利用ください。
あじさいの湯
ちなみにあじさいの湯は一人アット李840円で露天風呂(洞窟風呂あり)、内湯、その他の温泉に入浴することが可能。タオルをお忘れ無く。
団体でバスを利用する場合、貸し切りバスの駐車場予約が必要。なかなか厳しく2月いっぱいで予約を終了する可能性が高いので注意。
予約がない場合は一切の立ち入り禁止。なお、河内藤園からのシャトルバスは団体での乗車不可。団体で行く場合は要注意。
車の場合
福岡、山口方面どちらからも、北九州高速道路山路I.C.または都市高速大谷I.C.から福岡県道を経由して約20分程度。途中案内看板あり。
もしカーナビがあるばあいは、カーナビに住所を入れていく方が安心して行けるかと。また無料駐車場200台が完備されている。
JR八幡駅からタクシー利用で片道3000円程度、JR小倉駅からは片道4000円程度かかるので、レンタカーの方が安くすみそうです。
なお、渋滞緩和のため、2016年から時間により入場制限を行っており、事前入園券購入し、そちらに記載されている時間でしか入園することは出来ないので、時間に余裕を持って向かうのがおすすめ。
河内藤園のみどころ
22種類とあまりに豊富な藤の種類に注目したいところ。普段我々が目にする藤と言えば、そのほとんどが紫。
しかし河内藤園では、ピンクや白といった藤を見ることが可能!紫色以外の藤もあるのだと驚いたものです。
また、園の方針でプロの方の写真撮影不可となっています。
また、三脚や一脚を使って主要道順、階誘導順での撮影は禁止されているため、写真を撮っている方々へ気を使うこと無く見ることが可能です。
※価格は平成29年6月現在の情報です。
河内藤園の見どころ!世界の絶景10選に掲載された場所!【福岡県北九州市八幡東区】のまとめ
世界の絶景10に選ばれる程の藤園、実際に訪れてみるとものすごい藤の数に、圧倒されます。その美しさはまさに圧巻。様々な彩りを持つ藤のトンネルを抜ければ、藤のトンネルがあり、大きく広い藤棚。手を伸ばさずとも触れてしまいそうな藤の花に思わずうっとり。訪れるほとんど人の手にはカメラかスマートフォンがあり、フォトジェニックが流行っている今だからこそ河内藤園の写真は多くのところで見られるようになりました。あなたも自分だけのステキな藤の花を撮れたら、楽しいですね。ただ、私営の藤園であるため、管理がしっかりされている分入場等へは厳しい目があります。行く際にはちょっと注意が必要。