北海道函館市は、北海道を代表する観光都市ですが、その函館の観光をもっと楽しむのなら市電で巡ってみてはいかがでしょうか?函館市内を市電に乗り湯の川や五稜郭、そして十字街などをお得な乗り放題で格安料金で楽しみましょう!湯の川や五稜郭公園、函館駅など、函館市内の主要観光なら市電で回ることが出来るんです。今回は市電で巡る函館観光をテーマにお伝えします。
函館市電の歴史
せっかく函館市電を利用するのなら、少しでも函館市電の歴史について知ってみましょう。
この函館の市電、なんと2013年に100周年を迎えた歴史ある路面電車なんです。
そして、路面電車として運行される前は馬車鉄道として運行されていたんです。
馬車鉄道が運行開始となったのは1897年(明治30年)でした。それまで人力車が主流だった函館市内は、馬車鉄道の登場で生活が一変したんでしょうね。
そして、その後の1913年(大正2年)に、当時の東京以北では1番となる「市電」が函館に誕生しました。
函館市電の利便性
函館市民からも愛され、観光客からもよく利用される函館市電。
- 「湯の川温泉〜五稜郭公園前」間であれば約13分
- 「函館駅〜五稜郭公園前」間で約15分
など、観光で利用する際には、非常にアクセスがしやすいように線路が引かれていますので、観光地から観光地までの移動がとっても楽なんです。
また、時間帯にはよりますが早くて約6分〜で電車が到着するので、電車を1本見逃しても、そんなに時間のロスが少ない事も嬉しいですね。
魅力とは?
なにより函館市電の最大の魅力は、歴史ある函館市内の風景を車窓から見ながら移動出来ることでしょう。
初めての函館観光の方ならば、レトロモダンな函館の建物や函館市電の風情を味わいながら函館観光を楽しむこともできますす。
これまで函館観光をしたことがある方なら、車での観光ではなかなか気づかない新たな発見もあるのでおすすめです。
移動料金が安い!
観光で市電をフル活用する時は「市電1日乗車券」が断然お得です!
函館市電の通常乗車運賃は大人で210円〜250円ですが、市電1日乗車券は大人600円(小人300円)なので、1日3回以上市電を利用するなら断然お得です。
また、市電&バスをフル活用する!という方には、
- 共通1日乗車券
- 共通2日乗車券
も用意されていますので、旅の内容によって利用してみてはいかがでしょうか。
カードには函館市電の写真が掲載されているので、旅の思い出としても残すことができます。
- 市電1日乗車券
- 大人 ¥600、小人 ¥300
- イカすカード(函館市電&函館バス)(交通系ICカード 函館以外の場所でも使えます)
- ¥1,000(¥1,080分利用可能)
- ¥2,000(¥2,200分利用可能)
- ¥3,000(¥3,420分利用可能)
- ¥5,000(¥5,800分利用可能)
- 市電・函館バス乗車券
- 1日乗車券:大人¥1,000 小人¥500
- 2日乗車券:大人¥1,700 小人¥850
- ※一部ご利用になれないバス路線があります。
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市電で巡るおすすめの観光地は?
函館市電を利用するスタート地点としても利用のしやすい市電「函館駅前」停留所は、文字通りJR函館駅すぐそばの停留所です。
また、JR函館駅内には「函館観光案内所」もありますので、ここで市内マップや観光マップを入手するのもいいですね。
すぐそばには
- 「函館市青函連絡船記念館摩周丸」
- 「函館朝市」
など、定番の観光スポットのほかに、バスへ乗り継ぐ場合は「駅前バスターミナル」もありますので、観光拠点として利用しやすい場所です。
「湯の川温泉」
市電「湯の川温泉」停留所は、言わずと知れた函館の自慢の温泉郷「湯の川」の温泉が利用できる場所です。
函館の宿で湯の川を利用される方も多いのでは。
宿として利用されている方には、この湯の川温泉がスタート地点になるかもしれませんね。
また、日帰り温泉が楽しめるホテルも多数ありますので、旅の途中でも気軽に利用することもできます。
「五稜郭公園前」
かつての戊辰戦争・箱館戦争の戦いの場となり、新選組の土方歳三が散った地としても有名な五稜郭。
この五稜郭がある五稜郭公園からすぐそばで下車できる市電「五稜郭公園前」は、
- 五稜郭公園
- 五稜郭タワー
- 箱館奉行所
- 道立函館美術館
などが近くにある、観光名所が盛りだくさんの停留所です。
函館観光の手始めとしても行きやすい「五稜郭公園前停留所」には、函館の有名なファーストフード店「ラッキーピエロ」もそばにあるので、観光の後は名物のハンバーガーを食べる流れもおすすめですよ。
「十字街」
市電「函館駅前」から3つ目の停留所「十字街」は、函館の象徴でもある「函館山」へ登る函館山ロープウェイへ行くのに便利です。
下車してから坂を上がり、約10分程度で函館山ロープウェイ入り口に到着です。
また、函館山と反対側の海側には「赤レンガ倉庫群」も控えています。
赤レンガ倉庫群は、いろんななお土産が買える他にも、美味しい食べ物も豊富に揃っている観光名所です。
また、市電停留所のすぐそばにはカレーで有名な「五島軒」の本店もあります。
北海道函館市の観光なら市電乗り放題でお得に巡る!【北海道函館市】のまとめ
函館市電には「2系統」と「5系統」という2種類の路線で運行されています。今回ご紹介した停留所を含む、ほとんどの駅は共通の路線で運行されていますが、一部の駅では路線が変わりますので、事前に確認してから移動するようにしてくださいね!市電を利用すると、意外と車で回るよりもスムーズに観光名所を回ることができますので、時間もお金も節約できておすすめですよ!函館に訪れた際はぜひ、「函館市電」に乗って観光してみてはいかがでしょうか!