岐阜県大垣市を訪れたことはありますか?大垣市は日本列島のほぼど真ん中に位置している人口約16万人の都市です。春と秋はすごしやすい気候である一方、夏には高温多湿、冬には銀世界になることもあるなど、四季の変化を感じることができるはずです。また、大垣市には「おがっきぃ」と「おあむちゃん」というマスコットキャラクターが存在しています。これはそれぞれ、大垣市に縁のある松尾芭蕉と、関ケ原の戦いにおいて石田三成に仕えた武将の娘「おあむ」をイメージして生まれたキャラクターです。ここまで簡単に大垣市の特徴に触れてきましたが、皆さんは観光地としての大垣市をご存知ですか?おそらく大垣市の観光スポットって何があるの?と思っている方もいるのではないかと思います。そこで、今回は岐阜県大垣市の魅力を7つのスポットを通して伝えしたいと思います。
大垣城
大垣城は全国的にもでもあまり見られない4層の天守閣を持っており、城下町であった大垣のシンボルとして親しまれています。
かの有名な関ケ原の戦いでは西軍・石田三成の本拠地となり激しい攻防戦が行われました。戦争によって一度焼失したものの1959年に再建されています。
このように歴史ある大垣城ですが、観光客の方でも中に入って見学することができます。
城内には
- 戦国時代の武将たちの貴重な資料
- 江戸時代以降に大垣城城主となった戸田氏の甲冑
などが飾られています。
また、火縄銃や槍、弓といった戦国時代の戦で使用されていた兵器を手にとって体験することもできるなど、天下分け目の関ヶ原を感じることができるはずです。
守谷多々志美術館
守屋多々志は大垣市の名誉市民に選ばれており、文化勲章も受章するなど、日本を代表する日本画家の1人です。特に歴史画については第一人者として活躍していました。
守屋多々志美術館はそんな守屋多々志の作品や資料を展示することを目的に2001年に開館しました。
館内には3300点に及ぶ作品が保存されていますが、日本画というのは作品を保存するのが難しく、すべての作品をいつも展示することはできません。
その代わりに定期的に企画が立てられて、企画ごとに作品を入れ替えるという形で多くの作品を展示していますので、企画ごとに違った側面から守屋多々志の作品を楽しむことができます。
美術館は大垣駅から徒歩10分とアクセスもいいので是非一度訪れてみてください。
奥の細道むすびの地記念館
大垣市のイメージキャラクターになっているように松尾芭蕉は大垣市にゆかりのある人物です。どういった関係があるのかというと、かの有名な奥の細道の紀行を終えたのがこの大垣市なんです。
そういった縁もあり、2012年に奥の細道むすびの地記念館が開館されました。ここでは芭蕉の旅路に沿って、その軌跡をたどることができるほか、奥の細道の本文を読むこともできます。
文学はあまり得意ではないという方でも楽しめる内容となっているので、是非一度芭蕉の世界に触れてみてください。
大垣まつり
大垣まつりは1648年に始まったと言われている360年以上の歴史を持つ大垣市の伝統的な祭礼行事です。
歴史があるだけでなく、規模もこの地域では最大のまつりであるため、非常に多くの人たちが訪れます。
大垣まつりにおける特徴の1つとして、軕行事については大垣藩主下賜(かし)の軕と町衆の軕が併存するかたちとなっていることがあげられ、その形態は全国的に見ても希少なものです。
また、まつりには東西の祭礼文化の交渉をうかがうことができるなど、国内の山・鉾・屋台行事の変遷を理解するのに重要であることが評価されたこともあり、無形文化遺産に登録される見込みとなっています。
みなさんも伝統を感じながら活気溢れる大垣にいらしてみてください。
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枡工房ますや
大垣市が木枡の生産において、日本の生産量の約8割を占める日本で一番の産地であるということをご存知でしょうか?
大垣市内における木枡の製造業者は現在では5社のみとなっていますが、年間200万個の木枡を生産しているとのことです。
枡工房ますやでは様々な枡が購入できるほか、枡作り体験もすることができます。
是非ご自身のお気に入りの枡を見つけてみてはいかがでしょうか?
曽根城公園
曽根城公園は約21800㎡に及ぶ公園です。園内には曽根の池という約6200㎡の大きさの池もあり、釣りを楽しむこともできます。
また隣接している輪中堤には壮大な桜並木があり、サイクリング道などもあることから、年間を通して様々な層の方が利用することができます。
公園の見どころの1つとしてあげられるのが、花菖蒲園です。約3800㎡の花菖蒲園には約150品目28000株の花菖蒲が植えられていて、鮮やかな色とりどりの花菖蒲を見ることができます。
また、見頃の季節になると夜間ライトアップが行われ、光に照らされた花菖蒲を楽しむこともできます。
ゆっくりしたい方、体を動かしたい方、散歩のコースとしてなどどんな方でも来ることができますので是非いらしてみてください。
金蝶園饅頭
JR大垣駅から徒歩約1分の所に「金蝶園総本家」という和菓子店があります。ここの自慢が水の都の大垣の水を使い作られた金蝶園饅頭です。
あっさりとした甘みとほんのりと香る酒の匂いのするこの饅頭は郷土を代表する銘菓となっています。
そのまま食べても美味しいですし、蒸してもよし、揚げてもよし、焼いてもよしと様々な食べ方で楽しむことができます。
「金蝶園総本家」では他にも夏に食べたい「水まんじゅう」などいろいろな和菓子があります。ぜひ大垣を訪れる際には食べてみてください。
日本一周の旅!
大垣市の次は、天下分け目の決戦の地!関ヶ原町です!
隣り町にも足を延ばしてみよう!
大垣市に来たのであれば、周辺の町もぜひ訪ねてみましょう!
大垣市は北から時計回りに
の13の自治体と接しています。”飛地”があるのでこれだけ多くの自治体と接しているのです。
せっかくの機会なので、これらのまちの見どころにも触れてみてください!
岐阜県大垣市の見どころ!オススメ観光スポット7選【岐阜県大垣市】のまとめ
ここまで7つのスポットを紹介してきました。大垣市に行ってみたいと思っていただけましたでしょうか?今回ここでは紹介できなかった魅力が大垣にはまだまだあります。ぜひ大垣市を訪れてご自身の目で大垣市の魅力を発見してみてください。