岐阜県加茂郡七宗町=しちそうちょうと読むこの町は七つの神が宿る場所という意味を持つ町である。町の北側にある峰峰は昔から七宗山や七宗権現と言われ続け、崇められていたため、その名前から七宗町と名付けられました。
飛水峡
飛水峡は、飛騨川の白川町〜七宗町にある12kmほどの長さの峡谷です。長い 期間、濁流などによって岩盤にポットポールと言われる円形状の小さな穴が沢山見られます。
そのポットポールと飛騨川によって深く削られた景色は1961年に「飛水峡の甌穴群(ポットポール)」と呼ばれ日本の天然記念物にも認定されました。
またこの飛水峡も含んだこの流域近辺を飛騨木曽川国立公園にも認定されています。2007年には日本が選んだ地質百選選考委員によって第一期選定でこの飛水峡も1つとして認定されました。
この飛水峡ではラフティングなども行われています。
神淵神社
神淵神社はいつごろ建てられたものかは不明とされていますが、672年の壬申の乱の時に天武天皇が神鏡をまつったのが始まりと言われています。
昔は御佩山と呼ばれていた今現在の天王山の頂上近くにあります。神社まで徒歩30分程度かかりますが一本道なので、とても分かりやすくハイキングするにはちょうどよい距離です。
参道の入り口には左右に二つの石碑を見る事ができます。
- 左側にあるおのが『天然記念物 神渕神社ノ大杉』
- 右側にあるのが『 郷社 神渕神社』
と彫られております。
1915年に御大典を祝い、氏子により建立されたと記されています。
神渕神社の大杉
天王山にある神淵神社にある七宗町のシンボルがこの神渕神社の大杉です。この大杉は
- 幹の周囲が約10m
- 高さも43m
と巨樹です。
1910年には土石流によって根っこの部分が1mも埋ったがそれでも勢いよく今現在も旺盛です。
この大杉は国の指定天然記念物になっています。樹齢が850年近いとも言われています。以前落雷があった際に上の部分が折れたと言われています。
木の中は段々空洞化してきており、地面からでている根っこも損傷しており、今は大杉の周りには柵がつけられています。
神の宿り場として慕われており、神聖な木や神の依存のために大杉にはめなわがかけられて奉祈されています。
石博物館
ここ石博物館には日本最古の石が飾られており見る事が出来ます。その石は飛騨木曽川国定公園の飛騨川の河床にあった上麻生礫岩から見つかり、それが20億年前のものと言われています。
それ以外にも地球最後と言われている石も展示されています。博物館には昔から今現在までの地球の流れなどを分かりやすく説明してある展示品や大映像室もあり、子供から大人まで楽しめる博物館になっています。
博物館内にはクイズコーナーもあり、全問正解すると素敵なプレゼントがもらえます。
ロック・ガーデンひちそう
新鮮な野菜や果物など特産品を数多く揃えて安値で買う事が出来ます。飛騨木曽川国定公園の中にああり、国道41号を利用でき交通の便もとても良い所にあります。
ロック・ガーデンひちそうの裏側には飛水峡を見る事の出来る展望台も設置されており、ここからの眺めも又格別です。
またその展望台からは益田川の川沿いも見る事ができとても素敵な景色を堪能できます。展望台の階段を降りた所に遊歩道とベンチもあるので、ここで景色を眺めながらゆっくり休憩する方も沢山見られます。
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七宗御殿 白川園本舗七宗店
七宗御殿 白川園本舗七宗店では岐阜県が誇る白川茶を販売しています。国道41号沿いにあり、隣には道の駅ロックガーデンひちそうもあります。
夏には抹茶ソフトを販売しており、お茶屋さんだけあって、とても濃厚で抹茶の風味を満喫できる人気の1つです。
あともうひとつのお勧めはフランクフルトです。豚肉がメインのフランクフルトですが、とてもジューシーで味噌の風味もほんのり感じます。
お手洗いは銭湯のような入り口をしており、中は総ひのきで出来ているとても有名なトイレです。
七宗遊園
七宗遊園は食事と遊び場が一緒になった施設です。
遊び場としては
- ゲートボール
- プール
- マスの釣り場
- ローラースケート場
もあり、キャンプもすることも出来ます。
釣り場で連れた魚達はこの場所で一人二匹以上持ち込めば調理して食べる事もできます。釣りの道具も一式七宗遊園で借りる事が出来ますので、手ぶらできて楽しめます。
キャンプ場も周りは木立が沢山あり、落ち着いてバンガローで過ごす事ができます。
お食事所では鯉料理や松茸や山菜など山の幸と海の幸が満載で季節にあわせた調理と食材を使って提供してくれます。
蒸気機関車展示館
蒸気機関車展示館にはC12163が展示してあります。またここ蒸気機関車展示館だけでなく七宗町の上麻生駅前にも展示してあるので見る事ができます。
このC12163は1937年に日本車輌株式会社でつくられ、1945年に戦争によって転籍簿が焼かれなくなってしまったので、それ以前に関しては不明ですが、1942年にあ美濃の太田機関区に会った事は確認されました。このC12163は戦時中と戦後は地元の鉄道では花形であり、山深い沿線を汽笛を鳴らしながら走っている姿は地元の方々にとても愛されていました。
しかし、1971年には小郡機関区を走ったのを最後に引退しました。走行距離は150万を超えていました。この距離は地球を36周走ったのと同じ距離になります。
岐阜県加茂郡七宗町の見どころ!緑あふれる綺麗な町【岐阜県加茂郡七宗町】のまとめ
七宗町では町の名前の由来通り、どこの観光地もとても神々しい場所が多く自然が作り出されたものが沢山見る事ができます。それが人工的ではないのでとても神秘で見るものを圧巻し、神聖な気持ちにさせてくれます。