福島県いわき市にあるいわきデイクルーズでは遊覧船を楽しめます。県内でも太平洋に面しているため、海釣りやサーフィンなどのマリンスポーツや、獲れたての海鮮料理を堪能することができます。今回はこの魅力あふれるいわき市から、デイクルーズの旅をご紹介しちゃいます!
いわき市・小名浜について教えて!
いわき市の小名浜港は、東北最南端の港であることから「東北の海の玄関」として機能しています。
物流や貿易に関連した設備や施設が多く立ち並び、東日本大震災により甚大な被害を受けたものの、震災後に整備されたポートアイランドとよばれる物流ターミナルや連絡橋小名浜マリンブリッジの竣工など、産業の担い手として日々進化を遂げています。
小名浜港は商業や観光地としての側面も持っており、港周辺には水族館「アクアマリンふくしま」、海を一望できる「マリンタワー」、広大な敷地面積を有する「三崎公園」、そして今回ご紹介する「いわきデイクルーズ」の出発地点である商業施設「いわきら・ら・ミュウ」があります。
また、毎年8月になると、小名浜港湾内において花火大会も開催されます。約1万発打ち上がる花火は圧巻そのもので、地元の方々はもちろん、全国からも多くの観光客が訪れます。
2016年はいわき市政50周年を記念し、例年の2倍である2万発の花火が夜空を彩りました。
他にも、海沿いの施設や自然を感じながら走るフルマラソン「いわきサンシャインマラソン」など、小名浜港周辺で開催されるイベントは毎年大盛況なのです。
その中でも私がこの時期にオススメしたいのが「デイクルーズ」。気軽に乗れる遊覧船って意外とありませんよね?そんな魅力的な船が、小名浜にはあるんです。
いわきデイクルーズって?
いわきデイクルーズでは、「大型遊覧船ふぇにっくす」によって小名浜湾内をぐるっと巡り、太平洋の海を船上から楽しむことができます。
遊覧船が停泊しているのは、先ほど紹介した「いわきら・ら・ミュウ」です。ここから、毎日午前10時より1時間ごとに出航しています(最終便は季節・曜日により変動あり)。
「ら・ら・ミュウ」内にチケット販売所があり、そこでチケットを購入し船内へGO。チケット料金は大人1,800円・小学生900円・幼児一律400円とお手頃価格です。
団体客も受け付けており、団体での申し込みだと料金が若干お得になります。ちなみにら・ら・ミュウへは常磐自動車道三郷I.C.よりいわき湯本I.C.まで約1時間45分いわき湯本I.C.より約20分。JR泉駅からはバス・車で約20分で行くことができます。
遊覧船は毎日出航していますが、季節や時期ごとにイベントも開催しており、元日には「初日の出クルーズ」、花火大会の日は船内から花火を楽しむ「花火鑑賞クルーズ」などがあります。
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不定期就航で、茨城県の五浦海岸近くまで遊覧するコースもあるので、要チェックです。その他、10名以上の団体客には船内で食事ができるようにお弁当が出されたり(要予約)、身体の不自由な方向けにバリアフリー対策がされていたりしています。
遊覧船を体験してきた私がオススメする、乗船コンディションはズバリ「晴れた日の午後」です。当然、海の上なので潮風が強く、春の暖かい日でも日差しがないと船では肌寒く感じます。
そして、これから説明するお楽しみポイントを十分に堪能するためにも、晴れた日の午後をチョイスしてみましょう。
さっそく船に乗ろう!
さあ、いよいよ乗船しますよ!船内では、小名浜港の歴史を船内アナウンスで聞くことができます。
アナウンスを聞きながら、湾内の人工島や連絡橋、隣接している水族館「アクアマリンふくしま」を眺め見て、小名浜の歴史と繁栄を感じましょう。
そして、デイクルーズ最大のお楽しみポイント「カモメのエサやり」を体験しましょう!
小名浜港湾内にはたくさんのカモメやウミネコが船の周りを飛び回り、エサのおねだりをしています。
そんなカモメたちに遊覧船からエサやりをするのが、このクルーズの醍醐味なのです。
エサは船内で売っています。エサを手に入れたら、甲板へ移動しましょう。
こんな感じでメチャクチャ来ます。押しが強いです。人間慣れしているのか、目と鼻の先までカモメたちが飛んできます。
大きな羽を広げて勇ましく飛ぶ姿は、間近で見ていて非常に圧巻です。羽の一枚一枚をはっきり見たのは生まれて初めての体験でした。
自分の目の前にカモメたちがやって来たら、さきほど手に入れたエサを持って口元に近づけてみてください。
どうですか!こんなに至近距離でエサを食べてくれます。これはインスタ映えしちゃいますね。手で持っているだけで、ヒョイと取っていってしまいます。
そして、船が進めば進むほど、カモメたちは増えていきます。甲板や屋根など、いたるところにやって来て、私たちとともに船の旅を満喫しています。
ちょこんと立っている姿がとても可愛いですね。このように、人間が近くに来ても写真を撮っても、まったく動じません。
船に乗っている間、ずっとシャッターチャンスが続きます。ただし、動物ですのでフラッシュを焚くのはやめましょう。
ちなみに、飛来しているカモメやウミネコには様々な種類があり、船内には種類別に特徴が分かりやすく説明されたボードが掲げられています。
それを見ながら、カモメたちを観察するのもいいですね。子供たちの自由研究にもなるかもしれません。
船の旅も終盤に…
カモメたちと戯れている間に船は小名浜港湾内をぐるっと一周し、約50分かけて「いわきら・ら・ミュウ」に戻ります。
ら・ら・ミュウに着くと、さきほどまで船を取り巻き飛んでいたカモメたちが「おかえり!」と言っているかのように私たちの帰りを待ってくれています。
小名浜に来たらここもオススメ!
小名浜は海のそばにあるため、当然ですが海鮮料理が絶品です。全国でも有名な「うろこいち」や「チーナン食堂」、その他多くの料理処で提供される海鮮料理やお食事の数々は間違いなくおいしいです。
また、ら・ら・ミュウそばの水族館「アクアマリンふくしま」は水生動物や陸上動物、様々な生き物と触れ合うことができます。そちらにもぜひ、足を運んでみてくださいね!
いわきデイクルーズの見どころ!気軽にクルージング体験!【福島県いわき市】まとめ
気軽にクルージングができて、珍しい体験もできる「いわきデイクルーズ」。小名浜だからこそ提供できる自然あふれるスポットに、一度訪れてみてくださいね。