福島県福島市にあるじょーもぴあ宮畑は、2015年8月に開園しました。じょーもぴあ宮畑は、「国史跡宮畑遺跡」という縄文時代の遺跡を整備した公園で、古代ロマンを感じさせるテーマパークです!
じょーもぴあ宮畑とは?
宮畑遺跡は、縄文時代に人々が約2000年にわたって生活した、南東北を代表する縄文時代の遺跡で、発掘調査で晩期の掘立柱建物跡と幼児の墓、後期のむら、もの送りの場、約半数の竪穴住居が焼失している中期のむらを整備した、縄文時代の3期にわたる人々の暮らしを伝える遺跡です。
じょーもぴあ宮畑へのアクセス情報
公共交通機関を利用する場合
JR福島駅東口3番バス乗り場→月の輪行きのバスに乗車→向鎌田バス停下車→徒歩7分
車を利用する場合
東北道福島飯坂IC→乗車時間15分
じょーもぴあ宮畑の周りには何がある?
じょーもぴあ宮畑の周りには福島県重要文化財に指定されている文知摺観音堂多宝塔があります。ここも要チェックですね!
じょーもぴあ宮畑の魅力とは?
屋外には復元された掘立柱建物や竪穴住居、露出展示棟などがあり、建物の1階には丸太を切った縄文風の階段があり2階に上がることができます。
あなたも縄文人が見ていた景色を眺めてみませんか?柱に使われた栗の木の樹齢は、100年以上もあり、宮畑縄文人は大変な労力をかけて、この家を建てました。
掘立柱建物跡は、17箇所ありそのうち4つが栗の木を使って復元されています。平屋、2階建ての建物は幼児をあの世へ送る祭りを行う建物で、直径60~90センチの柱を使ったものは、その建物群の中でシンボルとなるモノでした。
なぜ村の半数が焼かれていたのか、だれが何のためになぜ焼いたのかまだわかっていません。
また、建物の柱穴は、直径2メートル、深さ2メートルもあり、全国的にも例が少ないものです。
柱も最大級直径90センチのものが使われました。この2つの事実は宮畑遺跡のミステリーになっています。
天気のよい日、縄文時代に吹いた風と同じ風に吹かれながら、古代の人の考えていたことに思いをはせてみるのもいかがでしょうか。
どんなイベントがあるのか?
じょーもぴあ宮畑では、毎月スケジュールを組んで縄文時代の様々な体験ができるイベントを行っています。
例えば、無料でできるのが弓矢体験と火おこし体験です。弓矢体験は、屋外の森で鹿、熊、イノシシなどを描いた的に矢を射るというものです。
火おこし体験は、縄文人になったつもりで、硬い木と柔らかい木をこすり合わせ火を起こすというもので、グループで参加して火を起こす速さを競うのも面白いでしょう。
以上は無料のイベントですが、有料の体験コーナーでは、粘土で土偶を作ったり、滑石という柔らかい石を使った勾玉作り(ペンダント)やスクラッチペーパーを使った栞作り、アンギン編み体験といって縄文時代の編み方をまねてコースターを作るなど、豊富な縄文体験メニューがあります。
週末や夏休み、冬休みなどの長期休暇に合わせて開催されています。(2017年6月現在)
じょーもぴあ宮畑への観光でオススメの時期は?
行くのにおススメの時期は、週末・祝日・夏休み・冬休みの時期です。
というのも、その時期には縄文時代の暮らしを体験できるイベントが開かれるからです。
客層としては幅広い世代の方に人気の施設なので、子どもから大人までということになります。
こんな方におススメ!という意味では、現代の暮らしに疲れ気味のあなたにお薦めといえます。
縄文時代の人々はこんな暮らしをしていたのかということを遊びながら追体験できるテーマパークといってよいでしょう。
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じょーもぴあ宮畑に訪れてみて
実際に訪れてみたとき、非常に吃驚したと同時にとても楽しかったという印象を持ちました。
縄文時代の方々はこれほど不便ななかで一生懸命生きていたのだと感じられたことが最大の収穫でした。
また平たい意味でまさしくアミューズメントパークといえる施設です。
火おこし体験などは、現代とはまさに隔絶した古代の人々に思いをはせるには最高のモノといえましょう。
我々はあまりにも便利でデジタル化された暮らしに慣れてしまい、歴史を忘れすぎていると思うので、やはりときには遊びを通して古人になったつもりでいろいろやってみるのもいいかもしれませんね。
じょーもぴあ宮畑の見どころ!夢とロマンの縄文時代の遺跡!【福島県福島市】のまとめ
じょーもぴあ宮畑はまだできてあまり経っていない施設で、これからもっともっと楽しくなるテーマパークです。縄文時代というのは我々日本人の遠い憧れを誘うモノがあり、以前、縄文人、弥生人などといった言葉が流行ったことにも表れています。やはり古代というのはロマンなのですね。とりわけ縄文時代や弥生時代より現代の日本人の人気があるようですから、じょーもぴあ宮畑にはより引き付けられるのではないでしょうか?現代人は日本人に限らず人間が矮小化してしまっている印象がありますが、その点では古代人には何か器の大きさが感じられます。まだ社会が未発達だったことが反ってよかったのかもしれません。昔、【はじめ人間ギャートルズ】という漫画があり、人気がありましたが、やはり縄文時代は面白いとこのテーマパークへ来て見て感じてほしいですね。ぜひ訪れてみてください!