福岡県中間市は、九州北部で北九州市に隣接した街で遠賀川を中心に街が発展した街です。遠賀川にまつわる見どころもありますが、ほかにも福岡県中間市にはおすすめのスポットがありますのでご紹介します。
遠賀川水源地ポンプ室
遠賀川水源地ポンプ室は、明治日本の産業革命遺産としてユネスコ世界遺産に登録されました。
このポンプ場は、八幡製鐵所で使用する水のポンプ場として造られたようです。
当初は、蒸気を動力としていましたが、現在では電化されて使用しています。
非公開の施設のため敷地内部は見られませんが、赤レンガと鉱滓レンガのレトロな外観は、当時のままとなっています。
垣生公園
垣生公園は、広大な面積で、遠賀川の西側にある市内最大の都市公園です。
園内の池にかかる赤い太鼓橋は、この公園のシンボルとなっています。
桜の名所で開花時期には、バーベキューを楽しまれる方が多くの方が訪れる場所となっています。
園内は、緑が多く埴生神社や展望台が2カ所あり散策を楽しむ方がいらっしゃいます。
池のボート遊びやトイレも充実している公園で、憩いの場所となっています。
堀川の中間唐戸
堀川の中間唐戸は、江戸時代に造られた水門で県指定文化財になっています。
これは、黒田長政により、治水対策と水運対策として造られたものになります。
遠賀川から洞海湾へ人工の川を掘った堀川を作ったようです。
水門によって水量を調整できるような工夫がされていて、当時の技術の粋を見ることができます。
唐戸の大クス
唐戸の大クスは、堀川沿いにある2本のクスノキで、市の天然記念物に指定されています。
樹齢250年~300年と言われて高さ22メートルあります。
2本の木ではありますが、幹が枝分かれしていて森林のような状態になっています。
堀川の掘削工事よりも古い歴史があり、工事を見守っていたと言えます。
垣生羅漢百穴
垣生羅漢百穴は、垣生公園内にある横穴古墳群にある古墳で県指定史跡になっています。
古墳時代後期に造られたもので、数十基から構成されています。
ⅢA-1号墓は、横穴式古墳の中に入ることができ、内装や壁画を確認することができます。
これ以外の古墳は、状態が悪いので、埋められたリ立ち入り禁止になっています。
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中間市歴史民俗資料館
中間市歴史民俗資料館は、中間市の歴史を紹介する施設です。
資料館では、通常触れることができないものが展示されていますが、ここでは、触ることは可能です。
考古、炭鉱、民族などこの地に伝わるものを中心としたものとなっています。
瀬戸横穴墓群第14号墓の模型が展示されていて、墓の内部を見ることができます。
猫城址と月瀬八幡宮
猫城址は、室町時代に麻生氏によって造られた標高30メートルで小高い山にある城跡です。
敵が攻める時は山を高く感じたり、退散したら低く感じるようで、猫の背中の高低が、ネーミングのモチーフになっているようです。
森林が生い茂り平地のようでありますが、斜面が急であり攻めにくい城とも言われています。
江戸時代になると、猫城跡地に宇佐八幡宮を勧請して月瀬八幡宮が建立されました。
梅安天満宮
梅安天満宮は、戦国時代に菅原道真公を祀って造られた天満宮です。
7月24日の夏祭りで、うそ替え神事が行われます。
これは、菅原道真公が大宰府に赴任した時の逸話で、蜂の大軍を鷽(うそ)が追い払ったことにちなんで、一年中のうそと誠を取り換えることにちなんで除災招福と家運隆盛の意味合いがあるようです。
梅安天満宮では、うそに書かれた番号で商品がもらえるイベントがあります。
黒田藩の御茶屋跡
江戸時代、太養院が建立されていた場所に黒田藩は参勤交代の大名や、長崎奉行の宿泊所として宿場を設けました。
唐津街道沿いにあり、交通の要所に造られた御茶屋となっています。
幕末には、薩摩藩主や西郷隆盛、勝海舟、藩主の狩猟場として使用された経緯があります。
現在では、小学校の通用門付近で跡地の掲示がされています。
屋根のない博物館
屋根のない博物館は、世界的な石造のレプリカを集めた歩道です。
細長い公園で、4つのテーマで構成され世界的に著名な像が400メートルの間に30体が屋外で展示されています。
モアイ像・スフィンクス・凱旋門などがあり散策をしながら、無料で芸術に触れることができます。
レプリカではありますが、本物に近い作りのため、世界旅行をした気分になれます。
福岡県中間市の見どころ観光スポット10選!遠賀川と共存して発展した街!【福岡県中間市】のまとめ
福岡県中間市は、遠賀川で発展し日本の近代化に寄与した街と言えます。水を上手く扱って発展したことが伺えます。その影響もあり、自然豊かで公園や森林も多く憩いの場所が多く残っています。福岡県中間市で自然に触れて、リラックスしてみませんか?