北九州市小倉南区は豊かな自然あり、歴史的遺産ある地域。注目すべき観光スポットも数ある北九州小倉南区のおすすめ観光スポットを10ヶ所ご紹介しましょう。
菅生の滝
水源は福智山から発する紫川の上流で、道原の国有林内にあって、一の滝から三の滝まで三段に別れて落下し、市内では最大級の落差を誇り、一番高い一の滝は落差約30mほどもあって盛大な水しぶきをあげています。
”菅生”という地名の由来とされているのは、流れ落ちる滝の水しぶきが女性の化粧を落してしまって”素顔”になってしまうという、定かではないのですが、そう云われている設もあるのだそうですよ。
滝の上部には注連縄(しめなわ)も張られていて、その場所の脇には水子供養のお地蔵様や祠が並んで祀られていて、霊気も感じられて厳かな雰囲気も漂わせています。
ともあれ、緑濃い自然のなかで一服の清涼感を味わうことができますよ。
平尾台自然観察センター
小倉南区にあって日本三大カルストのひとつとされている”平尾台”は雄大な自然が作り出した見どころいっぱいの景勝地です。
多くの石灰岩が立ち並んでいる様相は、”石のひつじの群れ”と例えられているほどです。
また、野鳥も多く見られ、ノヒメユリやシランなどの植物や生物などの宝庫ともなっている平尾台の標高400mの丘の上に「福岡県平尾台自然観察センター」が建てられていて、自然が作り出した神秘とも言える不思議な大地の仕組みなどを学べる施設となっています。
館内には巨大なジオラマによって平尾台の生態を表現したり、地下にできる鍾乳洞ができる不思議な仕組みなどを解りやすく解説したパネルなどの他、資料の展示は充実した内容となっています。
平尾台 自然の郷
不思議な石灰岩が乱立する広大なカルスト台地のなかにある体験型公園として「平尾台自然の郷」があります。
施設内のドリームデッキから見ることのできる”ドリーネ”と呼ばれている大きな窪みはカリスト大地に良く見られる特有な地形ということで、雨水や地下水の浸食によってできるということで、一番大きなもので深さ約30mほどにもなるのだそうです。
園内には、大芝生広場とか野草園、展望台などがあり、様々な体験ができる工房もあって、その数多いプログラムによっていろいろな体験ができるようになっています。
また、自然に囲まれてのどかにハイキングやピクニックをするのも良いのではないでしょうか。
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荒神森古墳
市内では最大級の前方後円墳で、全長60mあり、前部の幅と後円部の径はどちらも41mあります。
発掘された埴輪の欠片や須恵器などから、6世紀中頃に造られたものと考えられており、形としては、後円部分が大きく前方部が短くなっているため、全体の均整はとれてなく、以前は周囲に濠が巡っていたと思われますが、現在は大半が埋め立てられています。
昔は海岸線が今の日豊本線が通る辺りにあったと思われることから、周防灘を望む場所を選んで造られたのではないかと考えられています。
文化記念公園
北九州市の市制20周年を記念して造成された記念公園です。
市の文化、レクリエーション、スポーツ活動などの総合的な事業の拠点とされていて、敷地内には、公的な試合も開催される文化記念プールを始めとして、ナイター設備完備のテニスコートや、面積1万㎡以上あって様々な競技にも対応できる総合運
場など、あらゆるスポーツに対応した最適な施設が多く設けられています。
また、子どもたちにも遊べるように遊具広場もあり、日本庭園では散策ができる遊歩道も整備されているので、花の時期や秋の紅葉のシーズンには格別美しい風景が見られ、市民の憩いの場となっています。
重留遺跡公園
小倉南区重住地区の閑静な住宅街の一角に「重留遺跡公園」があります。
面積は512.36㎡あって、竪穴式の住居跡と貯蔵用の竪穴などから構成されたもので、弥生時代中期から後期にかけての集落の跡を保存して研究、公開をするためのものです。
その中の1号竪穴住居跡の屋内の土坑から”広形銅矛が出土したのですが、調査の結果、その場所は7回ほど繰り返し埋め戻しをしていて、穴の上には白色の粘土が目印として塗られたいたことが判明したことで、その場所が埋納の施設であったことが分かりました。
この広形銅矛はあまり大きくなかったことから、実用としたものではなく、祭祀用に使用したものではないかと考えられています。
古代史や遺跡に興味のある方でしたらぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
三岳梅林公園
山に囲まれた地域にある“三岳梅林公園”は、「合馬の筍」と呼ばれて九州でも竹林の面積が広く、全国にもその名が知られ、甘みがあって大変美味しいと評判の筍の産地の近くにあります。
昭和天皇のご成婚記念として、地元の人たちが梅の木を植栽したのが始まりで、昭和54年に公園として整備されたもので、広さ約1万㎡の園内に12品種約300本の紅白の梅が植えられていて、平地よりやや遅めの開花ですが、2月下旬から3月中旬にかけてが一番の見ごろとなって、2月下旬の日曜日には“三岳梅林梅祭り”が催され、露店なども建ち並び、多くの寒梅の人々でにぎわいます。
千仏鍾乳洞
平尾台にいくつか点在している鍾乳洞のひとつで、奥行きは数千メートルにも及んでいるのではないかといわれ、入口から12㎞までが一般に公開されています。
入口付近には約30個以上と思われる鍾乳石が天井から下がっているのが見られ、“奥の細道”と呼ばれている480mの地点からは、水が流れている中を進む形となっていて、無料のゴムぞうりを借りて履き歩き進む探検型鍾乳洞とされていて、これは鍾乳洞としては珍しい形のものだそうで、昭和10年に国の天然記念物に指定されています。
洞内には照明設備もあるので、安心して見学できますから、好奇心旺盛の方は是非チャレンジして神秘の世界を覗き見てください。
鱒渕ダム・七重の滝
七重の滝”と呼ばれる謂れは、筑豊の名峰といわれる“福智山”への登山道のひとつに七重の滝ルートがあり、その途中に次々と現れる岩場から流れ落ちる大小の滝群を総称して名づけられたもので、その内落差15mの“大滝”は迫力満点の見どころです。
豊かな緑に囲まれた鱒淵ダムの堰堤からは、美しい山肌が望められ、新緑や秋の紅葉シーズンは、幾重にも重なる滝とのコントラストも素晴らしく、ダム周辺を巡りながらの美しい景色を楽しむことができますので、恋人同士でのピクニックや、家族でのハイキングにも絶好の景勝地です、
曽根干潟
沖合に北九州空港が望める場所にある“曽根干潟”は、小倉南区の東側に広がる市内でも最大の干潟で、凡そ約517haの面積が展開していて、冬には大陸から飛来する渡り鳥の休息地となっているので、バードウォッチングにも最適で、また、干潟特有の多種多様な生物が生息する場所でもあり、カブトガニの産卵地としても知られていますので、珍しい生き物とも出会えたり自然の息吹を感じたりする場所でもあるのです。
朝日の昇る時や日没の時、また満潮や干潮の時間帯によって刻々と変りゆく干潟の風景を時間があったらゆっくりと楽しむのもたまには良いですよ。
福岡県北九州市小倉南区の見逃せない自然がいっぱい!見どころ観光スポット10選【福岡県北九州市】のまとめ
近年発展著しい小倉南区なのですが、豊かな自然にも恵まれていて注目スポットがいっぱいですから、今回のおすすめ情報をぜひ参考にしてくださいね。