糟屋郡志免町は、ベッドタウンとしての開発も進み商業施設なども充実している場所です。糟屋郡の中では農地などは少ない場所ですが、緑あふれる町づくりを目指し、町の花に桜の木を制定しています。そんな糟屋郡志免町の観光スポットを紹介します。
志免鉄道記念公園
志免町は、昔に石炭の町として栄えていた場所です。
こちらの志免鉄道記念公園ではその炭鉱として栄えていた志免町を伝える志免駅を整備し、公園として開放しています。
園内には鉄道駅だった跡を感じさせる駅のホームやレール、踏切などの当時の痕跡を感じることができます。
公園の敷地内にホームやレールなどが残されているというのはとても貴重で、滅多にみることができない公園とも言えるでしょう。
ここを訪れて、炭鉱の町として栄えていた当時の志免町に思いを馳せてみましょう。
七夕池古墳
七夕池古墳はとても規模の大きな古墳で、直径は29メートルもある円墳としては糟屋郡の中でも最大規模の古墳です。
昭和50年には、国指定の史跡ともなって現在では周辺がきちんと整備されて史跡公園になっています。
こちらの埋葬されていたのはその当時の巫女さんで、古墳の規模からみても位が高い人であったことが分かります。
古墳からは琴柱形や石製品、刀、鏡、玉などと言ったものが多数出土され、琴柱形が出たのは九州の中では7例だけとも言われており、位が高い人が埋葬されていたことを象徴しています。
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亀山八幡宮
亀山八幡宮は、敷地の系内に日本最大級とも言われる箱式石棺墓があることが有名な場所です。
その箱式石棺墓は、当時糟屋平野で最も大きい力を持っていたという豪族の墓であることも知れ渡っており、それを象徴するかのように石棺の内側は朱がたくさん塗られていていかに重要な人物の墓であったのかを伺うことが出来るでしょう。
また、お宮周辺は森に囲まれており、木々の中には滅多に県内ではみることが出来ないとおいうヤマモガシの木なども見ることができる貴重なスポットになっています。
竪坑櫓(志免町鉱業所跡地)
昔は炭鉱の町として栄えていた志免町ですが、この町から採れていた石炭や資材などは質が非常に高く、そのことから東洋一の堅坑とも呼ばれていて閉山になる昭和39年までずっと国営でした。
そんな志免鉱業所を象徴する建造物がこの竪坑櫓です。
こちらの竪坑櫓は戦時中に作られたもので、この形をしている竪坑櫓を見ることができるのは日本の中ではここだけだと言われる程貴重な建物です。
現在では国の有形文化財にも指定されており、夜間はライトアップも行われています。
シーメイト
シーメイトは、広大な敷地を生かして作られた総合福祉施設です。
館内には、絵本や室内遊具などがありますし、館外に出てみると、巨大なアスレチック遊具などもありお子さんが大喜びで遊ぶことができるでしょう。
他にも多目的グランドなどもあり、色んなスポーツを楽しむことができます。
汗を流した後は施設内にある大浴場で汗を流すことができますし、とても快適に遊ぶことができます。
お子さん連れで志免町に観光に来た際にはシーメイトを訪れればお子さんも喜んでくれて良い観光の思い出になることでしょう。
志免町歴史資料室
志免町歴史資料室は見て触って感じるをテーマにした資料室になっています。
常設展示には歴史的に貴重な実物の石室が惜しげもなく一般開放されており、近くで見ることができるのも嬉しいところです。
また、ほかにも竪坑櫓のジオラマなど色んな見どころが満載です。
より詳しく話を聞きたいという人は、事前に連絡を入れれば学芸員の方に解説してもらいながら展示品を見ることができるのでより理解を高めながら館内を回ることができるのでおすすめです。
また、室内にあるパソコンのクイズやゲームを行い、月間最高得点を取った場合にはマスコットキャラクターのシールももらえるそうなので挑戦してみましょう。
志免平成の森公園
志免平成の森公園は、敷地内にたくさんの遊具があり遊びも楽しむことができる自然公園になっています。
展望台からは志免町を一望することが出来るので町の美しい風景を楽しむのも良いでしょう。
また、園内には松ノ尾古墳群が散在しており、歴史的なスポットにもなっています。
他にも敷地内にある御手水の滝から流れてくる水はとても質が良く、その自然環境の良さから毎年6月頃になるとホタルを見ることができるスポットにもなっています。
近くにはキャンプ設備が整っている場所もあるので、自然と触れ合いながらキャンプを楽しむというのも良いでしょう。
糟屋郡志免町の見どころ観光スポット7選〜桜がシンボルの街〜【福岡県糟屋郡志免町】のまとめ
糟屋郡志免町は、炭鉱の町として栄えていただけあってその跡を色濃く残した素敵な町です。また、花や木々など自然を楽しむことができるスポットも点在しているのでゆったりと観光めぐりをすることも可能です。この町でしか見れないものを楽しみましょう。