福井県福井市にある福井県立美術館は気軽に歴史と文化に触れることができる美術館です。福井県立美術館は常設展示のほかにも企画展示やワークショップなどが行われており、様々な美術品を楽しむことができます。どんな展示品があるかを公式ホームページで確認することができます。
【福井県立美術館について】
福井県立美術館は福井県福井市にある施設です。美術品を通して福井県の歴史や文化に触れることができます。
休館日は?
休館日は年末年始と臨時休館日のみです。開館時間は午前9時から午後5時までとなっています。
誰でも気軽に美術館を利用することができます。館内は常設展示室のほかに
- 第一展示室
- 第二展示室
- 第三展示室
- ギャラリー
とたくさんの展示室に加え、ミュージアムシアターや研修室も完備しています。
休憩室もあるのでゆっくりと展示品を見て回ることができます。企画展示やワークショップも盛んにおこなわれているので公式ホームページで確認してみてはいかがでしょうか。
その他、公式ホームページでは所蔵品検索ができ、どのような展示品があるのかを事前に調べることができます。
アクセスも便利でJR福井駅から車で約8分のところにあり、車でない場合もコミュニティバスを使えば気軽に来館することができます。
最寄り駅である田原町駅を下車すれば徒歩約8分で到着します。子供から大人まで誰でも気軽に芸術に触れることができるので、新たな学びや発見に出会うことができるかもしれません。
【岡島コレクションについて】
福井県立美術館には岡島コレクションが寄贈されています。岡島コレクションとは、福井県大野市出身の岡島辰五郎氏が一生をかけて収集した美術品のことです。
岡島辰五郎氏は1957年から翌年にかけて、福井県に対し美術工芸品と美術館の建設資金を寄贈しました。
「岡島美術財団」
1958年8月、福井県内で初の美術館であった「岡島美術記念館」を開館し「岡島美術財団」が設立されました。
その後、建物の老朽化により岡島美術記念館は閉鎖となり、多数の美術品は福井県立美術館に収蔵されました。
岡島氏が寄贈したコレクションは672点にもなります。
- 刀剣
- 貨幣
- 仏像
- 喫煙具
- 漆工芸
など、ジャンルは多岐にわたります。
福井県立美術館の中の常設展示にコーナーが設けられており、いつでも鑑賞することができます。また、移動美術館への貸し出しなど多くの方が鑑賞できるように展示の機会が設けられています。
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【岡島辰五郎氏について】
岡島辰五郎氏は福井県立美術館を設立する資金を福井県へ寄贈し、自らのコレクションをも寄贈しました。
彼は東京美術学校鋳金へ入学し、卒業後はニューヨークに渡り、ティファニーの工場に就職しました。主に鋳金原型の製造を担当していました。
同時に現地では夜間のフリーアートスクールに通い、鋳造やデザインを学んでいました。
彼のコレクションには絵画や彫刻はなく精密な金工品がメインとなっているのが特徴で、この頃の仕事や勉強が由来していると言われています。
生涯のほとんどをニューヨークで過ごし、古美術商として生きてきました。76歳の時、自らの故郷である福井県にコレクションのすべてを寄贈しました。
そして美術館の建設資金として720万円も寄贈し、岡島美術記念館が開館しました。
開館の4年後、82歳の時にニューヨークにて病気によりその生涯を閉じました。福井県立美術館を訪れる際にはぜひ岡島辰五郎氏のコレクションの鑑賞をおすすめします。
過去にはこんな特別企画展なども行われました!
スタジオジブリ・レイアウト展
スタジオジブリ・レイアウト展では「風の谷のナウシカ」から「思い出のマーニー」まで、宮崎駿監督直筆のレイアウトを中心に、高畑勲や宮崎駿監督がジブリ以前に手がけた「アルプスの少女ハイジ」や「赤毛のアン」等も加えた、全33タイトルのレイアウト、約1,300点を一挙に公開しました。
ターナーからモネへ
開館40周年特別企画展では「ターナーからモネへ」、通称「タネモネ展」が開催されました。
フランス印象派を代表するモネの油彩画や巨匠ターナーをはじめ、ルノワール、セザンヌ、ミレーらの作品計73点が展示され、貴重な絵画を一目見ようと多くの人が訪れました。
福井県立美術館を訪れた人の口コミ・感想
誰でも気軽に歴史や文化に触れることができる福井県立美術館。実際に行ったことがあるという方の口コミや感想をまとめました。
「入館料が非常に安くかなりの美術品を展示しているので美術館デビューをするにはちょうどよい場所かもしれません。私は何度もここの美術館に行っていますが、ゆっくりとした気持ちで美術品を観賞できるのでかなりおすすめです。」
「美術館までのアクセスバスなどもあり、県外から来る人にもおすすめです。かなりの数の美術品が展示されているので、美術品に興味を持っている人は楽しむことが出来るかと思います。意外と穴場的なスポットだと思うので近くに行った際には足を運んでみても時間は潰せますし、芸術面でもいい場所だと思います。」
「初めて利用したのですがなかなか良かったです。近代日本画を中心に、福井にゆかりがあるものを多く展示しているので、福井の事を知りたければもってこいの場だと思います。美術館内の雰囲気も非常にいいので初めての人も気軽に利用できる美術館だと思います。」
基本情報
- 名称:福井県立美術館
- 福井県立美術館 住所:福井県福井市文京3丁目16-1
- 電話番号:0776-25-0452
- アクセス方法:車 :JR福井駅(西口)より約8分。北陸自動車道・福井北ICより約15分。
福井県立美術館の見どころ!モネやジブリの展示も開催されました!【福井県福井市】のまとめ
福井県立美術館は誰でも気軽に利用できる美術館です。常設展示から企画展示やワークショップまで様々な美術品を通して文化や歴史に触れることができます。一人でも家族でも友達同士でも楽しむことができ、芸術に触れることで新たな発見や学びに出会うことができるのではないでしょうか。