青森県弘前市にあるゑびすや履物店は、創業130年近い老舗の下駄専門店です。伝統を守りつつ弘前ならではのエッセンスを加えた商品開発にも意欲的です。漆塗りの下駄台、こぎん刺しの鼻緒など、弘前に伝わるさまざまな伝統を凝縮させた下駄に注目が集まっています。所在地は青森駅から南西の先にあります。電車の場合は、奥羽本線で青森駅から弘前駅に乗り、徒歩20分ほどで着きます。
ゑびすや履物店
ゑびすや履物店では、下駄作りの名人が
- 津軽塗下駄
- 山ぶどう張り下駄
- 七々子塗夫人下駄
を製作しています。
実演も見学することができ、今ではなかなか見ることのできない歴史を感じることができる場所です。
ゑびすや履物店には、職人の方の実演を見に来る以外にも、様々な下駄を購入しに訪れる方がいらっしゃいます。
種類もたくさん取り揃えられていますから、中から自分だけのお気に入り商品を見つけることができそうです。
ゑびすや履物店の商品
ゑびすや履物店では、津軽塗下駄や七々子塗夫人下駄が鮮やかで、骨董品のような輝きを放っています。
津軽塗下駄
津軽塗下駄は、津軽桐材の下駄に耐水性にすぐれた津軽塗をほどこした下駄です。
津軽塗は、何重にも重なる漆の層を研ぎだし、複雑な模様を生み出すことができます。
山ぶどう張り下駄
山ぶどう張り下駄は、桐下駄に山ぶどうの蔓を張った足あたりのよい下駄で、履きこむとなめし皮のような色あいになります。
七々子塗夫人下駄
七々子塗夫人下駄は、小紋のような細い文様が特徴のおちついた雰囲気をもった七々子塗の台に、絞りの太めの花緒をつけたものです。
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ゑびすや履物店の基本情報
- 会社名 :ゑびすや履物店
- 所在地 :青森県弘前市本町104
- 電 話 :0172-32-3093
- FAX :0172-32-3066
- 代表者名:藤田 千賀子
- 創 業 :明治15年(1882年)
- 定休日 :日曜日(弘前さくらまつり、弘前ねぷたまつり期間中は無休)、土曜日(1.、2月のみ)
営業時間
10:00~17:00
アクセス
電車の場合
- 中央弘前駅出口から徒歩約6分
- 弘高下駅出口から徒歩約16分
- 弘前駅出口から徒歩約22分
ゑびすや履物店の周辺を散策
隣には、弘前公園に近い和食処の「佐和家」があります。後ろ側には「心」に響く和菓子屋の「旭松堂」が建てられています。佐和家は、旅人には郷土の味満載の「つがる路定食」がおすすめです。
付近には、親子丼と鳥鍋で知られる焼鳥屋の「鳥ふじ」があります。
以下に詳しくご紹介します!
佐和家
佐和家は弘前公園に近い和食処です。
食事から酒肴、地酒も幅広く取り揃えています。
駐車場も多く用意されており、観光で訪れた際には、郷土の味満載の「つがる路定食」(予約不要)がおすすめです。
地元のお客様には会席料理(要予約)が宴会・法事でも好評です。
和室11部屋、1組最大55名様まで対応可能となっており、 ランチも20種類ほどあります。
■所在地 / 青森県弘前市本町91
■営業時間 / 11:00~14:30、17:00~22:30
■店休日 / 年中無休
■駐車場 / 60台
旭松堂
旭松堂は、大正5年に創業した、弘前を代表する老舗の菓子店です。
弘前といえばアップルパイで有名ですが、古くから地元の方に愛され続けてきた菓子をお土産にするのも良いのではないでしょうか。
旭松堂では、特に「バナナ最中」「うす雪」「エンゼルケーキ」などが人気の商品となっています。
バナナ最中が開発された当時、バナナは大変高価な果物でした。
バナナ最中は形状もバナナに似せており、そんな高価なバナナを大勢の方に食べて頂きたいと考案された商品です。
最中ではさまれているので手に取って食べやすく、観光の際のお土産品として親しまれています。
自然の素材にこだわり続けて作られてきた老舗の味を、ぜひ一度ご賞味ください。
■所在地:青森県弘前市本町102
■電 話:0172-32-4023
▼旭松堂について、さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。
鳥ふじ
鳥ふじの店主のお薦めは、
- 手羽先
- 小肉
- ジンギスカン
です。
季節に応じた鍋料理やホルモン焼き、しゃぶしゃぶも人気となっています。
夜ごはんに迷った場合には、ぜひ利用してみてください。
- 住 所 :中札内村大通南4丁目50
- 電 話 :0155-68-3833
- 開店時期:日曜日・祝日定休日(予約対応)
- 開店時間:17:00~23:00
ゑびすや履物店は創業明治15年!熟練の匠の技が光る履物店の見どころ!【青森県弘前市】のまとめ
ゑびすや履物店では、長年代表を務めた藤田治司氏が永眠された今もなお、伝統の技術を受け継ぎ、熟練の匠の技を後世に伝えるべく営業を続けています。新しい時代を切り開く老舗下駄屋、青森県弘前市のゑびすや履物店でぜひご自身にぴったりの一品を見つけてみてください。新しい時代を取り入れながらも、日本の古き良き文化を残すこのゑびすや履物店を訪れた体験は、きっとあなたの日本を思う心にしみること間違いなしです。