秋田県横手市の雄平フルーツライン(アップルロード)は、リンゴ園が立ち並ぶ国道107号線沿いのことで、平和街道と交差する地域振興局から、増田体育館近くまでの道がそう呼ばれています。それでは、この雄平フルーツライン(アップルロード)の概要と魅力をご紹介します。
雄平フルーツライン(アップルロード)とは?
元々は農道のあった道で、雄平東部広域農道と呼ばれていました。
リンゴの流通経路と市場拡大を図るために、この道路は20年という長い月日をかけて、平成13年に全線が開通しました。
愛称は「雄平フルーツライン」というのだそうですが、「アップルロード」の方が呼びやすく、この名前が一般的になりつつあるようです。その総工費は1100億円近くの予算が掛けられているそうです。
リンゴは、日本人にはとても馴染み深い果物で、リンゴの名称がついた歌などは、現在でも懐かしの歌として歌われ続けています。
品種も多く、日本で登録されているものだけでも177品種もあるそうです。
輸出もされていますので古くからあるようなイメージですが、実は明治以降に入ってきた果物なのだそうです。
別種に盆栽などで見られる和リンゴがありますが、これも原産が中国なのだそうで、今現在日本で食用に生産されているのは、西洋リンゴと言われるもので、原産地はカザフスタン南部と言われています。
雄平フルーツラインの場所は?
この雄平フルーツラインの沿道には、まるで並木道のようにリンゴの木が並んでおり、横手市前郷から湯沢市駒形町まで、この雄平フルーツライン(アップルロード)が続いています。
この道路が整備されたおかげで、このアップルロードは有名なドライブコースにもなっており、その景色も堪能できる事が最大の理由になっています。
ドライブコースに最適!
この雄平フルーツラインは、奥羽山脈の山すそを走っており、横手盆地が見渡せるロケーションになっています。
遠くには、鳥海山(ちょうかいさん)も一望できる人気のドライブコースとして確立されているようです。
この鳥海山は、別名出羽富士とも呼ばれており、冬の雪をかぶった鳥海山の山頂は、確かに富士山によく似ています。
ちなみに秋田県側では、この鳥海山を秋田富士、山形県では庄内富士と呼んで親しまれています。
鳥海山は標高2200mを超える活火山で、山頂には真夏でも溶けない万年雪が存在しています。
また、氷河期時代の氷河が形成されていた爪痕なども残されている為に、「氷河」の名前を使った商品も数多く見られます。
この鳥海山の山頂からは、天気のいい時に日本海側にある佐渡島や、太平洋まで見る事が出来るのだそうです。
鳥海山にある大物忌神社では、この鳥海山にちなんだ鬼伝説などもありますので、こちらの伝承も興味深いものがありますね。
雄平フルーツライン(アップルロード)の見ごろは、5月の開花時期が一番です。
リンゴの木はほのかに香る純白の花で、ドライブ中に窓を開けておくと、とてもいい香りが車内に漂ってきます。
また二度目の見ごろを迎える秋口には、真っ赤に熟したリンゴが鈴なりの並木が見られます。
沿道には各所に直売所も設けられていて、そちらで直接買い物も出来ますが、リンゴ狩りの体験などもあるそうです。
雄平フルーツラインは、トンネルが二カ所あり、記念のモニュメントもありますので、記念撮影の場所としても利用されているようです。
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訪れた人の口コミは?
雄平フルーツライン(アップルロード)をドライブされた方々の、有益な意見や感想が見られます。
実際にご覧になった方たちの口コミを見てみましょう。
- 「リンゴ農家さんがたくさんあって、季節になるとリンゴの赤い実を眺めながらのんびり散策できます。梅林ならぬりんご林のようなものです。私は春に訪れたのですが、ちょうどりんごの花が咲いている時期で綺麗でした。」
- 「のんびりと散策できる場所です。ゆっくりと自然を楽しみながら、散歩気分で歩くにはもってこいです。凄く綺麗な場所ですし、空気も美味しいです。時間を忘れるほどのどかな時間が流れてます。おすすめの場所ですよ。」
- 「フルーツラインには秋に訪れましたが、りんごがなっていてとても甘い匂いが立ち込めている場所でした。綺麗でした。夜景スポットにもなっているみたいで、夕方から夜にかけて二度訪れましたがどちらもいい景色で楽しめました。」
などがあります。
雄平フルーツライン(アップルロード)の基本情報
- 名称:雄平フルーツライン(アップルロード)
- 住所:横手市平鹿町明沢
- アクセス方法:横手市から平鹿町、増田町、稲川町までを結ぶ14.6km
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雄平フルーツライン(アップルロード)をドライブ!【秋田県横手市】のまとめ
これだけの広大なリンゴの木を、ドライブコースで拝めるような場所は、他ではあまり見かけられないでしょう。開花時期の5月は勿論、リンゴの実が木の上で熟れる瞬間など、中々見れるものではありませんので、是非この機会に雄平フルーツライン(アップルロード)へ足を運んでみましょう。