秋田県東成瀬村は澄みきった空と水と大地に力強く生きづく自然が、訪れた人達を優しく包み込み、疲れた心と体を癒してくれる秋田県の知る人ぞ知る観光スポットです。ここでは地元近隣の方々イチ押しの情報をお届けいたします。東成瀬村付近に行かれる方はぜひチェックしてみてください。
赤滝
名前から鉱泉風の赤い水流を連想された方もいらっしゃるかと思われますが、滝の周囲の岩肌が赤いところから命名された、非常に個性的な風景が特徴の比較的なだらかな滝です。
晴天時には流れる水の青と岩の赤、そして周囲の木々の茶と緑が絶妙のコントラストを描き、多くの写真愛好家の心を掴んで離さない、人気の撮影スポットとしても知られています。
ただ残念な事に、現在建設中の成瀬ダムが完成すれば、ダムの底に沈んでしまうそうですので、早い時期に足を運んでおきましょう。
大柳沼
晴天時には頭上の空が澄んだ水面に映し出され、周囲の常緑樹の深い緑がアクセントを与える風景は、決して大袈裟ではなく「これぞ絶景!」とご紹介出来ます。
大きな湖で歩いて1周するのはかなり大変ですが、それぞれのスポットから眺める風景は心地良い身体の疲れと心を癒してくれます。
ぼんやりと自然の中に身を投じてみたら、気づけば数時間が経過してしまった、そんな訪問者のコメントも少なくありません。
ジュネス栗駒
アウトドア派のご家族連れで、もしくは気の合う仲間同士でエンジョイ出来る、東北屈指の良質な雪が評判のゲレンデです。
家族連れで楽しめる全長2500メートルのなだらかなロングコースを始め、カービングターンを満喫出来るエキスパートコース、更には初心者向けのコースなど、あらゆるビジターに対応可能な充実のコースで人気を博しています。
また利用者が声を揃えるのが料理の美味しさで、こちらをメインの目的として足繁く通われるファンも少なくありません。
まさにリアルパウダースノーの世界が皆さんを待っています。
仙北道
こちらは少々マニアックな観光スポットです。
その昔仙台藩と秋田藩が文化や物資を交流する目的で開かれましたが、明治時代に入り世の中が大きく変化したことでその役割を終え、徐々に自然に覆われる形でその姿を消してしまった歴史を有しています。
別名「古のブナ街道」とも称されており、奥羽山脈の生態系保護地域の中心部に伸びるそのルートが近年再着目され、多くの研究者や秘境スポットファンが足を運んでいます。
足を運ばれる際には軽装は避け、標準的なハイキング装備での訪問をお薦めします。
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天正の滝
こちらも秘境スポットとしてご紹介したい、秋田森林管理署第一号認定の「郷土の森」で流れ落ち続けている、天正年間に発見されたという滝です。
荒々しく切り立った岩肌からほぼ垂直に流れ落ちる水量の迫力は満点で、周囲に何も見当たらぬ風景の中、地球の持つ力強い生命力を放ち続ける存在感はインパクト十分です。
全国各地の滝といえば、遊歩道が整備され、お土産物屋などが並ぶ風景が一般的ですが、天正の滝は発見された当時のままのたたずまいを時を越えて今日に伝え続けています。
東成瀬村ならではの隠れお薦めスポットです。
焼石岳
東成瀬村のお薦め観光スポットの中でも、一際個性的かつ圧倒的な存在感を放つのが焼石岩でしょう。
その名の通り、溶岩が長い年月を経て冷却から凝固したかのような、独特の姿と色合いが印象的な、栗駒国定公園の北部のお薦めスポットです。
標高1000メートル球の山々が連なる雄大な風景を眺めれば、湿原や沼や草原など、いずれもスケールの大きな自然の姿が目に飛び込んで来ます。
高山植物の群生地もあり、都会や平地では見られない珍しい植物との対面も叶います。
起伏が続く山道を進むルートとなりますので、軽装は避け、最低でもハイキング向きの服装で足を運びましょう。
ホタルが見られる!
東成瀬村は自然生息のホタルが見られる、全国でも数少ないスポットとして注目を集めています。
ご存知の通りホタルが生息するには、綺麗な水と諸々の必要十分条件を満たす自然環境が不可欠です。
村内一円でゲンジボタル、ヘイケボタルの幻想的な光の舞いに遭遇出来る東成瀬村が、どれだけ素晴らしい自然環境を有しているのかを、これだけでもご理解いただける通りです。
遠方から足を運ばれるのであれば、ぽよよんの森オートキャンプ場を宿泊拠点にされると、ホタルとの遭遇確率のアップに期待が高まります。
また1999年の星空日本一に選ばれた場所でもあり、晴天の夜には言葉ではとても表現出来ない、圧巻の満天の星空を堪能いただけます。
秋田県東成瀬村の観光スポットは?赤滝や大柳沼で自然満喫!【秋田県雄勝郡東成瀬村】のまとめ
今日集客目的で人工的な施設整備が進む観光地は全国に数え切れませんが、秋田県ならではの自然の素晴らしさが各所に現存する東成瀬村のお薦めスポットはこのように、いずれも個性的かつインパクト十分です。