瀬戸市は名古屋市から名鉄線利用で約30分という好立地に恵まれた場所に位置しています。名古屋市の中心部にも近いですが、自然にも恵まれていて、やきもの関連の観光スポットはもちろん、隠れた他の人気スポットもご紹介します。
新世紀工芸館
瀬戸のまちの特性を生かし、未来へ向けて、さらなる産業・芸術・文化の発展を目的として建てられた施設です。
展示棟、交流棟、工房棟から成り、展示棟においては三つのギャラリーを設定しており、企画展示のほか、アーティストたちの創作活動を紹介しています。
交流棟では、作品の展示販売ができ、カフェコーナーなどで交流を図ることもできます。
工房棟では、スタッフや研修生とともにろくろ・てびねり・絵付け・吹きガラスなど体験できます。
招き猫ミュージアム
もともとは個人のコレクションでしたが、より多くの人々にその魅力を知ってほしいとのことで、群馬県から移転してきました。
大正時代のモダンな洋風建築の建物の中、数千点もの招き猫が展示されています。
郷土玩具から骨董もの、日用雑貨まで、キレイに分類され、常設展示と特別展示など見ごたえあるものになっています。
訪れただけでも、幸福になりそうな雰囲気です。
瀬戸蔵ミュージアム
瀬戸蔵にある瀬戸蔵ミュージアムは、まさにやきものの博物館です。
「せと・まるっとミュージアム」の中心として、つばきホールや市民ギャラリーなどで、この町を紹介しています。
その中でもこのミュージアムは、瀬戸の伝統産業であるやきものづくりを中心として、特徴的な建物のジオラマでの復元や、窯業関連道具の展示、陶房も再現され、活気ある瀬戸の町の雰囲気を醸し出しています。
定光寺
尾張の鬼門封じとして有名な臨済宗のお寺です。
尾張藩初代藩主義直公の廟所は左甚五郎の作といわれる彫刻が施されています。
室町時代後期の禅宗様式の本堂である「無為殿」は、国の重要文化財に指定されています。
さらにこの辺り一帯は、桜と紅葉の名所としても人気のある場所で、ホタルの里やキャンプ場、野外活動センターなども近くにあり、四季折々に応じてにぎわいます。
岩屋堂公園
愛知県高原国定公園にあり、東海自然遊歩道のルートの中の公園です。
行基がこの岩の中で、三体の仏像を彫刻したと言われています。
目と耳の病気などにご利益があるそうです。
この岩屋の周りには、自然がいっぱいで、新緑、桜、ホタル、紅葉、滝なども多数あり、遊歩道での散策や、水遊び、バーベキューなども楽しめ、日帰りレジャーの宝庫です。
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せともの祭り
毎年9月に瀬戸市内ほぼ全域にわたって開催されるイベントです。
2日間の開催期間中、全国各地から数十万人が訪れるほどのにぎわいです。
せともの大廉売、作家たちの陶芸展、子供たちの陶芸展、物産・農作物展示販売、絵付け・作陶体験など、イベント内容も多種多様です。
市内各施設などもそれに合わせた企画展を開催し、市内一丸となって祭りを盛り上げています。
愛知県赤十字血液センター
普段なかなか見られない血液センターの内部を予約見学できます。
献血によって集められた血液がどのような工程を経て、各医療機関へ運ばれるのかまで、職員が説明して館内を案内してくれます。
たとえば、-30度の血液保管庫に入ってみたり、赤血球と血漿に分けられる瞬間を見たり、血液に関するちょっとした知識や献血に関する裏話など、面白いお話が盛りだくさんです。
陶祖公園
陶祖とされる藤四郎の業績を讃えた記念公園です。
その業績を讃える六角のやきももの碑は、国内最大級の大きさです。
公園内には、鎌倉・室町時代の古い窯跡や、茶室、1対の陶製志野焼燈篭などがあります。
高台にあるので、瀬戸の中心部を一望できます。毎年4月第三日曜日には陶祖祭が開かれています。
春には桜の花がきれいです。
深川神社
奈良時代に創建された神社です。
瀬戸の産土神として熱い信仰があります。
陶祖藤四郎の作と伝えられる狛犬があり、重要文化財に指定されています。
境内にある陶彦社は、藤四郎を祀って建てられたものです。
その他境内には6世紀に作られたと思われる古墳もあり、この辺り一帯は、聖域であると同時に、良質な陶土に恵まれていることから、土器などを作って生活をしていた中心の場であると言われています。
瀬戸万博記念公園「愛・パーク」とあいち海上の森センター
2005年に開催された愛・地球博のメイン会場跡地を利用して整地された公園です。
シンボルの「天水皿」がモニュメントとして残されています。これは国内外から寄贈された小皿を使用して作られており、やきものの交流ネットワークのシンボルでもあります。
近くにあるあいち海上の森センターはその時の愛知県館でした。
瀬戸物の町、瀬戸市観光おススメスポット10選!【愛知県瀬戸市】のまとめ
自然に恵まれ、その恵まれた地質により、やきものの伝統が生まれた愛知県瀬戸市。ただいま、まちごと全体を博物館とする「せと・まるっとミュージアム」計画を推進中です。随所にある窯元めぐりなどしながら、是非散策してみてください。