名古屋市天白区(てんぱくく)は名古屋市の東部に位置しています。区内を流れている天白川から名前が付けられました。住宅の開発も進んでいますが、古くから農業が盛んな地域だったこともあり、豊かな自然が残されています。魅力的なスポットを7か所ご紹介いたします。
相生山緑地 オアシスの森
相生山緑地(あいおいやまりょくち)オアシスの森は、丘陵地に残る雑木林が整備された緑地で、里山を守る保護活動によって維持管理されています。
相生山緑地の北側が「オアシスの森」となっており、5つのコースの散策路が整備されています。
それぞれ、やすらぎコース、たんけんコースなどと命名されています。
アカマツやコナラなど、雑木林からの木漏れ日を浴びながら散策したり、草花を見たり、そして子どもたちのための、自然と触れ合いながら探検ができるコースや、遊具が置いてあるエリアもあります。
ヒメボタルの生息地としても知られており、自然観察などにもぴったりの場所です。
名古屋市農業センター
名古屋市農業センターは、昭和40年に農業の振興のために設置された、名古屋市の施設です。
センター内では花や野菜が栽培され、品種改良など、農業の技術開発のために研究なども行われています。
また、名古屋の名物のひとつである名古屋コーチンや、牛などの家畜も飼育されています。
全国でも有数のしだれ梅が植えられているしだれ梅園があり、12品種、約700本の梅があります。
梅の花のシーズンには、色とりどりの花が咲きます。
2月末から3月中旬ごろまで、毎年しだれ梅まつりが開催されており、多くの人が花見に訪れます。
センターで生産された牛乳から作られた、搾りたてのソフトクリームが人気です。
島田神社
島田神社は、島田城の守護のため、鬼門除けとして室町時代の初期に建立された神社です。
島田城は当時、尾張・遠江・越前を支配していた、守護大名として知られている斯波氏によって築城され、斯波氏の一族であった牧氏が居城をしたと伝えられています。
東西70メートル、南北180メートルの城だったそうですが、現在は小さな丘と石垣のみが残されているだけで、ほとんど跡が残っていません。
明治時代に、島田地蔵と分離されました。
祭神はは伊邪那岐命、伊邪那美命をはじめとする九柱で、境内には神楽殿が設けられています。
また、菅原道真を祀っている島田天神社があります。
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慈眼寺
慈眼寺(じげんじ)は、地下鉄平針駅から10分ほど歩いた場所にある、山号を秋葉山と称する曹洞宗の寺院です。
平安時代初期の大同4年に、京都で起こった火災によって、御所が火災に遭った際に、火を鎮めるために祈願を行った三尺坊尊が、「鎮防火燭」の書を残したことにより、創建されたと伝えられています。
戦国時代に、織田信長が桶狭間の戦いの臨む前に立ち寄り戦勝を祈願しました。
その後、三尺坊尊の尊像を寄進したといわれています。
明治時代ごろには、修験者の霊場として、修業の場として知られるようになりました。
現在も毎年12月中旬には、火渡り神事が行われています。
天白公園
天白区のほぼ中心にある、26.5ヘクタールの敷地を有する、天白区を代表する公園です。
園内には、大根池と呼ばれる大きな池と、丘を活かした東の山、西の山、冒険の山と3つの山があり、今なお自然を残している公園です。
とても広い芝生広場や、大きな滑り台がある遊具広場、野外バーベキューができる天白公園デイキャンプ場などがあります。
また、地域の運営組織による、自分責任で遊び道具を作ったりして、思いっきり遊べる、てんぱくプレーパークもあります。
お弁当を持参したり、バーベキューをしたり、昆虫などを探したりと、思い思いの時間を過ごすことができます。
平針東海健康センター
平針東海健康センターは、平針にある日帰り入浴の施設です。
天然温泉が湧出しており、アルカリ性の単純温泉は肌にやさしい、美肌の湯として知られています。
露天風呂は、荒池緑地を見下ろせるようになっており、景色を堪能できます。
館内には、畳が敷かれて、景色を見ながらくつろげる休憩スペースがあります。
また、大衆演劇が無料で楽しめることでも人気があります。
子ども向けにも、キッズルームや図書館などの施設が用意されているので、お湯につかり、家族全員でリラックスすることができます。
荒木集成館
荒木集成館は、中学校の教諭をされていた荒木さんが、長年行ってきた遺跡の発掘調査や、考古学の研究の収集品を展示、紹介している私営の博物館です。
当初は千種区に設立されましたが、昭和53年に現在の天白区に移転しました。
建物は1階建てで、1階部分は、ジャンルを問わないさまざまなコレクションの展示や、名古屋のやきものの展示などを行っています。
2階部分は、主に荒木さん自身が発掘された、東山古窯址群という遺跡から出土したコレクションを展示しています。
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