名古屋市熱田区をご存知でしょうか?「名古屋は知ってる!」という方でも「熱田区って何?」「どこにあるの?」という方や初めて聞くという方もいるのではないかと思います。名古屋市には16の行政区があり熱田区はそのうちの1つです。今回は名古屋市の中でも熱田区に注目してオススメのスポットをご紹介します。
熱田神宮
熱田区で全国的に有名なのは何と言っても熱田神宮です。
天皇の武力の象徴であるとされ、日本神話に出てくる草薙剣が祀られているこの熱田神宮は名古屋という都会にありながら、自然も多く見られ、年間を通して多くの参拝客が訪れる約6万坪(東京ドーム4個分です!)の敷地を有する神社です。
境内には、本宮、別宮、摂社、末社が祀られているほか、境外にもいくつかあり、全部で45社を祀っています。
中でもオススメなのが、境内にある清水社です。
なぜここをオススメするのかというと、実は清水社には美人の水とも呼ばれる水があるんです。
清水社は罔象女神(みずはのめのかみ)という水をの神様を祭っていて社の奥にある水で顔を洗えば肌がきれいになる都言われていることから、美人の水と言われているようです。
本当に美人になれるのかどうかぜひ試してみてください。
熱田神宮は緑あふれる自然の中を散歩するのもいいですし、神々しい雰囲気に触れてみてもいいですし、美人の水のようなパワースポットを求めて訪れるのもいいかもしれません。
ぜひ、名古屋を訪れる際には熱田神宮を訪れてみてください。
熱田神宮宝物館
熱田神宮の境内には熱田神宮宝物館という博物館があります。
1966年に開館したこの博物館には皇室や将軍、藩主などに関係のある刀剣、古文書、和鏡など約6000点が収蔵されています。
また、国宝を始め重要文化材、県指定の文化材など177点の指定物件もあります。
月によって展示品が入れ替わっているので何度も行ってみるのいいですね。
貴重な資料を通して熱田神宮やそれにまつわる歴史について理解を深めてみてはいかがでしょうか?
白鳥庭園
白鳥庭園は1989年に開催された世界デザイン博の会場を整備して1991年にオープンした日本庭園です。
敷地面積3.7haという東海地方でも随一の大きさを誇る公園は中部地方の地形にみたてられるという特徴的な形をしています。
園内にはさわやかな渓流風景が見られるほか、茶会などでも使われている茶室にて抹茶を味わうこともできます。
さらに園内には多くの植物がみられます、アジサイや桜、しゃくやくや花菖蒲、牡丹、ヤマブキなど見どころの季節は異なりますが、きっと多くの緑があなたを癒してくれるはずです。
ぜひ一度訪れてみてください。
スポンサーリンク
源頼朝生誕の地
源頼朝といえば鎌倉幕府を開いた武将として歴史の授業で習ったかと思います。
鎌倉に幕府を開いていることから、頼朝が鎌倉出身と思っている方もいるのではないでしょうか?
実は、頼朝は1147年に現在の熱田区で生まれているんです。
そんな頼朝の生誕の地であることを示す石碑が熱田区の誓願寺にあります。
この誓願寺の境内には生まれた子を洗う産湯に使われた井戸が残されているそうです。
熱田区には先ほど紹介した熱田神宮があります。
歴史が好きな方はぜひ、熱田神宮と一緒にこの源頼朝の生誕の地にも足を運んでみてはいかがでしょうか?
都々逸発祥の地碑
みなさん都々逸(どどいつ)って知ってますか?都々逸は江戸時代に生まれた、七・七・七・五の二十六音からなる定型詩です。
五・七・五の俳句や川柳五・七・五・七・七の短歌などは聞いたことがあると思いますが、それとはまた違った詩の形なんです。
最近ではラジオ番組などでもコーナーとして取り上げられたりしていました。
そんな都々逸の発祥の地が熱田だと言われています。
都々逸のはじまりは、江戸時代に流行していた「よしこの節」に「名古屋節」の一節の「どどいつどどいつ」を取り入れたことがはじまりとも、「神戸節」や「潮来節」の最後に「どどいつどいどい」と言っていたことがはじまりとも言われています。
真実は不明ですが、都々逸発祥の地碑は熱田区に間違いなくあります。
決して派手な観光地というわけではないですが昔から親しまれている詩に触れてみてはいかがでしょうか?
蓬莱軒
名古屋には多くの食の名物がありますが、その1つにひつまぶしが挙げられます。
ひつまぶしは細かく刻まれたうなぎをご飯にまぶして食べる料理です。
その食べ方は「そのまま」→「薬味と一緒に」→「お茶漬け」と三段階になっていて、一度で三度も美味しく食べることができます。
このひつまぶしを食べることができるのがひつまぶしの老舗として有名な蓬莱軒です。
1873年に創業された蓬莱軒では140年間継ぎ足しされてきた秘伝のタレと、活のいいうなぎ、そのうなぎを香ばしく焼き上げる備長炭を使用して、職人が作り上げてくれます。
ぜひ、名古屋伝統の味を食べに来てみてください。
宮宿
宮宿は東海道五十三次の宿場の一つです。
東海道の中でも最も大きい宿場であり、先に紹介した蓬莱軒もこの宮宿にあります。
宮宿には東海道の道標や、東海道において唯一の会場路である七里の渡し、名古屋市の指定文化財になっている丹羽家住宅、熱田荘などもあります。
ぜひ、多くの旅人も歩いた宮宿を歩きながら江戸時代の歴史に触れてみてください。
名古屋市熱田区で見つかる!オススメ観光スポット見どころ7選【愛知県名古屋市熱田区】のまとめ
熱田神宮や源頼朝、宮宿など、歴史上の重要な人物やスポットが多く見られる土地なのではないかと思います。歴史好きな方はもちろん、そうでない方もぜひ名古屋市熱田区に来てみてください。